今日は、PETROSOLAUMを紹介しますね。

 

今回もside gore。

 

前回は、8月頃に全量が数日で完売。

 

ありがたいことに。

 

僕も2日に一回は履いてるブーツだし、このブーツは自分でも途轍もなく気に入ってるので、今回もご覧頂くことができればと思って展開しました。

 

 

前回は、全7サイズ展開で、各サイズ複数足取り扱ってもいましたが、

 

 

今回は、なんと、、、

 

 

 

3サイズでの、、、

 

 

各一点の取り扱い。

 

 

つまり全3足です。笑

 

 

 

痺れる限定数。笑

 

 

 

 

 

 

 

PETROSOLAUM

side gore (heel rubber)

material _ CORDVAN BUTT

color _ D.BROWN / BLACK

process _ MCKAY

size _ 39,39.5,40

※完売致しました

 

これ。とても良くできてるブーツですよ。

 

サイズは、最小の39から0.5ピッチでの3サイズです。

 

足の実寸が24.5cmいかないくらいの方が39。

実寸が25cmいかない方が39.5。

実寸が25.5未満の方が40。

 

というような感じで選んでもらえると良いですね。

とにかく小さいサイズで選んでもらうのがベストだと思ってる。

 

アッパーのレザーは、大好きな”コードヴァン・バット”。

 

底付けは、マッケイ。

 

必要があれば、オールソール交換もできる。

まあ、ダブルレザーソールだし、何年も相当履かないとオールソールの必要はないと思います。

 

 

 

 

 

 

特徴的なのは、トゥからほぼ一直線に履き口に向かってせり上がるアッパー。

 

通常のサイドゴアブーツだとこの箇所は、熱成形を行って、カーブを付けるのですが、PETROSOLAUMでは、ほぼそれはやってない。

 

それにより、履いていくと、コードヴァン特有の畝るアッパーの皺が刻まれていくシューズです。

 

そして、もう一つの特徴は、

 

 

 

 

 

 

履き口。

フツーは、表にサイドエラスティックが露出するのですが、PETROSOLAUMでは、ゴムの上に、コードヴァンバットを乗せ、蛇腹状にしてる。

荻野さんが丁寧にアトリエでミシンでステッチを入れていくの。

 

そして、肝心のゴムは、PETROSOLAUMの荻野さんが探しに探し回り、研究を重ね、強靭な耐久力を持つ、ドイツのイエガー社製のゴム。

 

国産ゴムよりも密度が高く、伸びてしまいにくいのが特徴のイエガー社。

 

サイドゴアで、ゴムがベロンベロンに伸びてしまったら台無しですからね。その心配は全くありません。

 

 

 

 

 

 

ブーツの顔になるフロントには、きめ細かいコードヴァン。

 

それがヒールに向かうに従って、徐々にグラデーション状にスウェード層に切り替わる。

 

僕は、PETROSOLAUMでずっと使い続けているこのレザーが好き過ぎて、これまでにはベルトや財布を同じ革でつくってもらいましたが、やはり真骨頂は、シューズになったとき。

 

荻野さんが追究して導き出した革の厚みは、ベルトや財布よりも厚みがある。

 

それでいて、その革は、日本国内での数ヶ月間をかけて、革を”ピット槽”で段階的に時間をかけて漬け込み、完成させる”フルベジタブルタンニン鞣し”でのコードヴァンバット。

 

通常では、フルベジタブルタンニン鞣しといっても、短時間で完成させる”ドラム鞣し”がほとんどみたいですからね。全然違う。

 

これは、格別ですよ。

 

 

 

 

 

 

時間をかけて鞣されたコードヴァンバット。

アッパーには、シューレースが付属しないので、着用による皺が刻まれるのを何も邪魔しない。

 

ふんだんに刻んで。

 

 

 

 

 

 

先述の通り、ヒールは、少しずつスウェード層に切り替わる。

 

そうそう。

 

コードヴァンレザーは、牛革よりも強靭なことと、厚みがある設計のため、随所は断ち切りの状態です。

そして、レザーのカラーリングも断ち切り仕様が活きるの。

 

 

ベルトや財布でも同じものをつくってもらったのですが、ダークブラウンのレザーの上に、薄くブラックで染めた”茶芯構造”のコードヴァンバット。

 

だから、どことなく赤みのあるブラックなのですが、革のエッジからは、その層が見てとれる。

 

一足の中で、奥行きのある表情を見せてくれるブーツですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真ではほとんど見えないけど、ヒールには、”手釣り込み”の証である、釘の穴。

 

“03 LAST”というブランドの技術を惜しげもなく注ぎ込んだオリジナル理論のラストに丁寧に革を添わせた手釣り込み。

 

一足を数十秒で完成させる機械釣り込みとの違いは、履けば履くほどに感じてもらえると思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今回もヒールのみVibramラバーを貼り付けてもらっています。

 

これは、僕も同様にしているのですが、自分なりに色々と考えた結果、これがPETROSOLAUMの03 LASTのクオリティを体感してもらうのにベストだなって思っています。

 

もちろん、前面にもラバーを貼ってもらうのも良いのですが、特にヒールは左右非対称の形状をしていることもあるので、ヒールだけ最初からブランドにお願いして貼ってもらっています。

 

前側には、ヒドゥンチャネルでマッケイのステッチが見えないのと、ラバーを張らないことによって、自然な呼吸をしてくれると思うから、こういう仕様にしています。

 

 

 

 

 

あとは、丁寧なアウトソールの処理も見てもらいたいから。

 

見事中の見事な磨き。

 

そして、ブランドの特徴の一つでもある木釘。

 

 

 

 

 

 

ソールのコバの磨きもちょー丁寧。

 

平コバから、土踏まず部分で丸コバに変わる様子もとても綺麗ですよ。

 

 

 

 

 

 

先述の通り、アウトソールはダブルレザーソール仕様なのですが、歩行を考え、つま先にいくにつれて、アウトソールのレザーがトゥで自然に消える仕様です。

歩いてるとトゥが削れてしまいますからね。

足の移動もスムーズな思いやり仕様です。

 

かなり歩けるブーツですから。

 

 

 

 

 

 

 

そして、これ。

 

2年くらいかな?

二日に一回、もしくは、連続で履いてる僕のブーツです。

 

出張の時は、エブリデイでこのブーツだし、海外でも歩きまくってる。

 

これを履いて総移動距離は、地球何周かしてると思う。

 

まあ、飛行機や新幹線に乗ってるだけの時も入れてだけど。

 

 

 

 

 

 

とにかく何も考えずにこればっかり履いてる。

 

特に僕は、歩くことが多いので、歩行には最適なの。このブーツ。

 

雨にも打たれ、風にも吹かれ、冬には雪にも遭遇する。

 

岡山は”晴れの国”って言われるから、レザーシューズには恵まれた気候だけど、出張ではかなり雨にも打たれてる。

 

でも、気にしない。履くだけ。

 

 

そうして、コードヴァンバット特有の野性味を最大限に発揮させる。

 

 

 

 

 

 

 

茶色みが強くなってきたヒール。

 

上のブラックが削れて、茶芯が露わになってる。

 

 

 

 

 

 

そして、アッパーには深いシワ。

うねってる。

 

このシワはとにかく小さいサイズを最初に選ぶことが重要ですね。

 

大きいサイズだと、余計な細かいシワが入ってしまうから。

 

 

 

 

 

 

 

今回のタイミングでは、オーダー数も少ないから、かなり限られると思うけど、手にしてもらえる方は、とにかく履いて。

 

革の馴染みや変化はもちろんだけど、PETROSOLAUMのクオリティの高さ、特に03 LASTのハンパないレベルをご体感頂けると思いますよ。

 

 

お好きな方は見てみてください。