今日は、SILVANA MANETTIを紹介しますね。

 

ちょうど去年の同じ頃にスタートしたブランドです。

SILVANA MANETTI(シルヴァナ マネッティ)。

 

以前にもこのブログで書いたことがあるのですが、2001年に創業した、イタリアの”生地研究開発所”。

 

そして、2021年の秋冬シーズンより、初めて日本に入ってきたブランドです。

 

まあ、世界広しといえども、SILVANA MANETTIのつくる生地は、誰もが見たことのないものばかり。

 

“圧倒的なクリエーション”。

 

今年の秋冬では、昨年のラインナップは継続されてるから、一部当店でも継続してるものはあるのですが、今回はSILVANA MANETTIのバリエーションを大幅に増やして展開しました。

 

理由は、あまりにも心のトキメキがあったから。

 

ストールとブランケットという生地そのもので、20年以上のキャリアを持つブランドのものづくりが繰り広げられてますよ。

 

昨年との継続のモデルは、去年のブログで書いたことがあるから、今年のニューモデルを少し紹介しますね。

 

 

 

 

 

 

 

SILVANA MANETTI

BARBARO

material _ CAMEL 40%,CASHMERE 35%,WOOL 25%

color _ RED-BLACK

size _ 45cm × 190cm

 

 

 

 

 

 

SILVANA MANETTI

BARBARO

material _ CAMEL 40%,CASHMERE 35%,WOOL 25%

color _ ICE-BLACK

size _ 45cm × 190cm

 

まず、これ。

SILVANA MANETTIには、いろんな特徴があるけど、その一つが、

 

“織ってもないし、編んでもない”

 

ということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こう見てもらうと、それが分かると思う。

 

繊維が固着しているんですよ。

 

これが独自の”フェルティング技術”。

 

だから、カラーリングの切り替えも、生地端のエッジ部分も全て曖昧な状態。

 

ぼんやりとグラデーションのように切り替わる。

 

 

 

 

 

 

 

フツーだとね、”織る”または、”編む”場合は、シルクを除いて、天然素材の場合は、紡績して、”糸”にすることが必要不可欠。

 

ただ、これは、そうではなくて、”繊維そのもの”の状態なんですよ。

 

だから、まあ、一枚のストールで使ってる繊維の量は、エゲツないけど、驚きの軽さ。

 

これは、SILVANA MANETTIならではのことですね。

 

あと、繊維の量が多いですからね、保温力は群を抜いてる。めちゃくちゃあったかい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

両端は、ボーダー状に。

センター部分でストライプに切り替わる柄づかい。

 

 

 

 

 

 

SILVANA MANETTI

LIGHT 100

material _ WOOL 80%,SILK 20%

color _ POWDER-ICE

size _ 80cm × 190cm

 

 

 

 

 

 

SILVANA MANETTI

LIGHT 100

material _ WOOL 80%,SILK 20%

color _ DIRTY GRAY-EARTH-BLACK

size _ 80cm × 190cm

 

次は、これ。

先ほどのBARBAROというモデルよりも、横幅が大きくなったもの。

 

 

 

 

こちらも繊維をフェルティングさせてるものですね。

先ほどのモデルに比べて、ご覧のように色合いのマーブル感が増してるタイプです。

 

 

 

 

 

このLIGHT 100というモデルは、表と裏で、色がはっきり出てる面と、光沢が強い面の2面があるんですよ。

 

カラーリングが明確な方が、ウール面。

 

光沢が強い面が、シルク繊維のフェルティング。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SILVANA MANETTIの特徴として、繊維と繊維が強く固着している箇所と隙間が空いてる箇所とがあるんですよ。

 

そして、全て洗濯オーケーなんですが、特に繊維をフェルティングさせているモデルは、使って洗っていくと、徐々にフェルト化が進んでくる。

 

あとは、着用者の熱や水蒸気でも自然にフェルト化が進行するストールです。

 

だから、新品には独特の余白のムードが漂ってるんですが、使うことによって、未体験な変化を遂げる生地ですね。

 

これは、まあ、一般的なストールやマフラーだと、使っていくごとに糸の膨らみが出てふんわりと柔らかくなるみたいな感じじゃないですか。

もちろん、それはそれですごく良いんですけどね。

 

でも、そういうことは一定以上の質の素材を使えば、必ず起こり得ることではある。

だから、もう使った先が見えるっていうか。

もう新品の状態から、結果という答えが明確に思うんですよ。

そういうものの安心感は、買い物をする時には、とても大事だと思うんだけど、それ以上のことには、そのものを通して出会えないように僕は感じる。

 

そこに僕の心は大きく揺れ動かない。

 

そういうものがあまりにも市場に溢れてしまって。

 

全部が経年変化というワードで括られて終わり。みたいな。

 

天然繊維は、絶対に使ってると変化するから。笑

 

ストールに限らず、洋服もだけど、そういうものって、ホントにものづくりに責任持ってるのかって疑問に思うことも多いんですよね。

 

僕が見たいし、知りたいし、体感したいのは、世界にごく一部の人だけが持つ、実力と技術と思想が伴い、手と時間をかけてつくられたものを通して感じられる、”自分の内面への作用”のある洋服やもの。

 

そういうものには、使う理由や、使う価値ということが存在するから。

 

それで、そういうものを超ヘビーユースした時には、物理的に発生する”見た目の変化”っていうものを見てみたいってワケですよ。

 

それが僕にとってのパラダイス。

 

まあ、何が言いたいのかというと、SILVANA MANETTIを通して、これでしか人生の中で遭遇できない景観が広がるってことです。

 

 

世界の一級クオリティの繊維の”塊”でもありますしね、イタリアだから、そういうクオリティの繊維が入手できるブランドだし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これがLIGHT 100というもの。

 

 

 

 

 

 

SILVANA MANETTI

ABSTRACT

material _ CASHMERE 95%,WOOL 5%

color _ AS SAMPLE

size _ 70cm × 185cm

 

次は、これ。

先ほど紹介したものや、昨年取り扱いをしていたものは、”繊維のフェルティング”のシリーズ。

 

これは、カシミヤキャンバスという生地をベースにしたモデルです。

 

超軽量。

 

カラーリングが”AS SAMPLE”というのは、サンプルでこのようなものがあったので、サンプルのようなものをオーダーしたからそういう名前が付いてる。

 

 

 

 

 

白いベースが、カシミヤキャンバス。

そこに繊維を乗せて、固着させてるもの。

色合いは、ご覧の通りです。

 

 

 

 

 

まあ、カシミヤキャンバスと言っても、キャンバス感は皆無。

ちょー柔らかい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベースの織り生地にフェルト化した繊維が乗ってる。

このボコボコ感超絶イケてる。

 

 

 

 

 

 

これがABSTRACT。

 

 

 

 

 

 

SILVANA MANETTI

HERA

material _ CASHMERE 100%

color _ WHITE-BLACK-BROWN

size _ 70cm × 185cm

 

こちらも先ほど同様に、ホワイトのカシミヤキャンバスをベースにしたもの。

これはカシ100。

 

 

 

 

 

3色ストライプ。

 

 

 

 

 

ボーダー面。

 

 

 

 

 

素材が素材なので、ラグジュアリー領域なんですけど、加えて色と柄出しが超クリエイティブ。

 

ただ、こういう素材のストールって余裕で10万代、時には20万代って結構あるけど、そこまでじゃないから、こういうジャンルにご理解のある方だと充分に納得してもらえると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SILVANA MANETTI

MAGIA

material _ CASHMERE 64%,SILK 27%,CAMEL 9%

color _ AS SAMPLE

size _ 70cm × 180cm

 

そして、こちらはブラックベース。

 

このモデルもベースに織り生地が存在するモデルですね。

 

 

 

 

 

フェルティング繊維であんまりベースが見えないけど、組織が先ほどと違って、”カシミヤメッシュ”。

 

細く小さなメッシュ組織になってる。

 

その上に、ぼんやりと曖昧な灯りのように見えるブラウン。

 

 

 

 

 

エッジはやはりフェルトの独特のアウトラインを描いてる。

 

 

 

 

重厚に見えるけど、この見た目で、嘘だろ。ってくらい実物は超軽量です。

 

こういう原料ならではだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

SILVANA MANETTI

PLAID 01

material _ WOOL 65%,SILK 20%,CASHMERE 15%

color _ BROWN-BLACK-WHITE

size _ 110cm × 170-180cm

 

最後にこれ。

ブランドで初めてつくったブランケット。

 

ブランケットということで厚み、大きさ、ともに増してる。

 

PLAID 01はストライプ。

 

 

 

 

先ほどまでのストールが途轍もなく軽量ということもあるのですが、こちらはストールと比べると、重厚さは感じてもらえると思います。

ただ、同じくらいの大きさで、糸を使った織り生地でのブランケットよりも圧倒的に軽いです。

だから、SILVANA MANETTIはどれも不思議な感覚になるのも特徴かもしれませんね。

 

見た目と、実際に触ったときの感覚の差が大きいかも。

 

 

 

 

 

ブランケットとストールの大きさの比較はこんな感じ。

全然大きさ違います。

 

だから、ブランケットの方は、首に巻くのは向いてないですね。

バサッと羽織るのには適してるけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SILVANA MANETTI

PLAID 02

material _ WOOL 70%,SILK 30%

color _ BEIGE-WHITE-BLACK-GRAY

size _ 110cm × 170-180cm

 

そして、同じブランケットで、PLAID 02。

 

こちらの方が色合いのバリエーションがたくさんありますね。

 

ホワイトベースのチェックです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベースのフェルトに複数層のフェルト繊維が乗ってます。

 

 

 

 

 

全てのモデルが相応の迫力がありますからね、こういうの好きな方にはとても良いんじゃないかな。

 

 

 

 

ストールを首に巻くとこんなイメージです。

特にコンパクトなわけではありませんし、収まりは悪くないと思いますよ。

 

こういうものですからね、使う際には、ただ首から垂らすとか、一周巻くだけとか、テキトーに付けてるように見えるようにするのがベスト。

 

おしゃれなマフラーの巻き方とか色々あるけど、SILVANA MANETTIに関しては、そんなのやめといた方が良いですよ。

 

素材がラグジュアリーなものを使ってるし、実物の高級感はかなりあるから。

 

それで充分です。

 

 

 

 

 

 

で、これが僕が去年から使ってるもの。

何回か洗ったり、その辺に投げてたりしてたもの。

 

ハンドペインティングされた、カシミヤとシルクの繊維の長方形の塊。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店頭に並べてスタートしたばかりだから、フルラインナップを見てみてください。

 

SILVANA MANETTIにしかない世界を体感してもらえると思います。