先日よりお知らせしていたGraphpaperとBODHIとの期間限定イベント。

 

10月8日(土)から16日(日)までの9日間で行いますね。

 

初日の8日(土)は、Graphpaperの南さんと、BODHIの水谷さんが例年のように店頭に在店してくれるのですが、

 

今回のイベントも

 

Graphpaperと当店CASANOVA&COでLIMITED PRODUCTSとして製作をしました。

 

既にGraphpaperの方のオフィシャルインスタグラムでは、掲載をしているのですが、

 

今回Graphpaperとつくったのは、スウェット生地のセットアップ。

 

これまで過去4回に、別注として発売をしてきたものは、全て”布帛(ふはく)”という、織り生地でした。

 

でも、今回は”編み地”でのスウェット。

簡単に言うと。

 

Graphpaperは、元来とても広いバリエーションでコレクションが存在するし、展示会時でもそのコレクションのサンプルラインナップは、ハンパない多さなんですよ。

 

むちゃくちゃいろんなバリエーションをつくってるブランドです。

 

それだけのサンプルのラインナップがつくれるブランドは、日本国内でも10ブランドもないんじゃないかな。と思ってる。

 

で、まあ、Graphpaperと過去に4回、このような別注はつくってきたし、その4回でも発売までにそれぞれがいろんな事態が起こったりもしたんですよ。予期せぬこととかも。笑

 

ただ、先述の通り、これまでは全てが”布帛(ふはく)”だった。

 

デニム、ウールフランネル、梳毛ウールギャバに、梳毛ウール平織り。

 

だから、今回は5回目ということもあるし、過去に発売したものとは洋服の”視点”をズラしたかったんですよ。

 

もちろん、これまで発売をしたGraphpaperとの別注商品も”着て・使う”ことにはとても比重を置いてきたつもりではありました。

 

もともと、Graphpaperの洋服は、製品が持つ、スペック的な凄みということではなく、日常的に忙しく過ごす大人の方が、プライベートな時間で着て、使って、過ごせるという観点をとても重要視しているブランド。

 

それに加えて、プライベートタイムでも、オフィシャルなシーンでも、場合によっては両用できるような製品もたくさん存在する。

 

だから、”着飾る”っていうような見た目的なことだけではなくて、もっと、その洋服をデイリーに”着て・使って”、そして、”イージーケア”ということは、Graphpaperというブランドの中で、とても大きな比重を占めてる。

 

学生であっても、社会でバリバリ働く立場であっても、毎日の”プライベートタイム”と”オフィシャルシーン”というのは、繰り返される。

 

そして、当店では、どちらかと言うと、どちらかと言うとですけどね、”プライベートタイム”に重きを置いてるタイプの店。

 

だから、今回のGraphpaperとのLIMITD PRODUCTSというのは、そういう”プライベートタイム”での使用目的を重視することを、僕の頭の中での大前提にした上で、構想をスタートさせたんですよ。

 

毎日を忙しく過ごして、年齢と共に社会的立場も、会社内での立場も伴ってくるワケじゃないですか。

 

もしくは、自分で事業をしているような方だってたくさんいる。

 

仕事の時間では、社会のサバイバルのような喧騒に揉まれ、忙殺されるかのような毎日。

 

そして、限られた休日では、疲労の蓄積した体にムチを打って、家族や子どもたちへの、家族サービス。

 

そんな日々を過ごす大人の方へ。笑

 

公園でも、イオンモールでも、なんかシャレた場所に行っても、着て出掛けられるし、そういう場所で浮いてしまうことがない。

 

汚れたら家の洗濯機でそのまま洗えるし、毎日の忙しさで疲れてるから、休みの日には、キメキメの、バキバキの服じゃないものが良い。

 

 

ただ、休みの日には、何を着ても良い。ということでは、ないじゃないですか。

 

 

着ていて、ある程度、ちゃんとして見えるし、それに伴った洋服のクオリティがきちんとあるものじゃないとダメ。

 

 

だから、Graphpaperがブランドとして、とても得意としている”スウェット”のシリーズ。

 

 

ビシッとした洋服を着る必要がある場所で着るための洋服は、そういう方は既にたくさん持ってるし、反対に、いろんな意味でイージーに着ることができ、イージーに洗濯することができ、着て体を解放してあげることができるような洋服。

 

そう。

 

言うなれば、プライベートな時間での身体への”癒しの服”なのだ。笑

 

 

これをテキトーに着て、ラフに扱って、っていうのを繰り返してもらえたら、それで良いです。

 

 

今回のGraphpaperとの別注企画は、当店なりの”着て・使う”という視点を、より物理的なことや、フィジカルにグッと寄った側面で製作をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Graphpaper × CASANOVA&CO

Compact Terry Roll Up Sleeve Stand Collar Blouson

material _ COTTON 100%

color _ C.GRAY

size _ F

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Graphpaper × CASANOVA&CO

Compact Terry Track Pants

material _ COTTON 100%

color _ C.GRAY

size _ 1,2

 

この二つ。

 

“Compact Terry(コンパクトテリー)”という、Graphpaperがこのシーズンでも使っている生地のもの。

 

いわゆるスウェットの”裏毛(うらけ)”ですね。

 

モコモコと裏の毛が立って、ウォーム感が強い”裏起毛(うらきもう)”では、ありません。

 

そして、テリーというのが、もともとフレンチテリーというものがあるんですが、それがいわゆる”裏毛のスウェット”の正しい呼び方です。

 

その”裏毛のスウェット”をより一層シャープにしたものがGraphpaperが生み出す”Compact Terry”というワケ。

 

 

 

 

 

 

そして、今回の別注企画の生地。

 

Graphpaperのエッセンスが色濃く出てる

 

“コンクリート・グレー”

 

というカラーリングの

 

“コンパクトテリー”

 

という生地なのですが、一応ね、ブランドがコレクションで使ってるものを、そのまま使ったっていう感じではないの。

 

もちろん、洋服そのものの形も存在してたものではないんですよ。

 

今回のイベントでの別注商品が完成した時に、行き着く”終着地点”を目指した上で、

 

「生地・カラーリング・洋服の形」をGraphpaperチームと話し合った。

 

それが2月のこと。

 

Graphpaperの生産を背負う鈴木さんとセールスチーム、そして、謎にその時に一緒にいたBODHIの水谷さんとも話し合った。笑

 

 

今回の僕の頭にある構想をどんどんGraphpaperチームと、その時、一緒にいた水谷さんに伝えていき、ああでもない、こうするとどうだ。とか、色々話をしまくってた。

 

帰りの新幹線の時間がむちゃくちゃに迫り来るし、外苑前の駅までダッシュしなきゃいけないのが確定してる上で、更には、品川駅に着いても猛然と駅構内を走らなければいけないことが必然の上で、話し合った。

 

ある意味、背水の陣だ。

 

いろんな僕が思うことを生産トップの鈴木さんに伝え、それを形にした場合のメリット、デメリット、更にはロット、できるできないなどをすぐに確認してもらったり、色々やってた。

 

 

ああ、もう、今はダメかもしれない。。。

 

 

 

 

そう思った瞬間。

 

 

 

 

“降ってきた”。

 

 

 

 

 

この”閃き”のような感覚は、とても大事にしてる。

 

 

 

 

 

この生地の、このカラーリングの、この洋服。

 

 

 

これでつくって下さい。と。

 

 

 

当店では、Graphpaper以外のブランドとでは、絶対に形にできない洋服。

 

 

 

それでいて、僕が今回目指す、理想のものにバチバチにハマる。

 

 

 

そして、最終監修の南さんにも、その場でその洋服を伝えると、すぐにオーケー。

 

 

 

こうして、むちゃくちゃ降ってきたと、自分で思ってるスウェットのセットアップが生まれたの。

 

 

 

当店CASANOVA&COでは、Graphpaperとだから、今回生み出せた洋服だと思ってる。

 

 

 

 

 

 

 

まあ、話が逸れたから、生地に戻りますね。

 

今回のこの生地は、

 

“緯編み(よこあみ)”と言われる編み地の中の、”丸編み”というものです。

 

 

“吊り編み機”とかが一番良いワケでは決してないので、今回は、目指すべき洋服に、最も相応しい”丸編み”。

 

吊り編み機だと、どうしても”おじさん臭く”なっちゃうから、今回のこういう生地は、実現不可能ですからね。

 

 

そして、この生地。

 

Graphpaperの理論で編み上げられたもの。

 

 

丸編み機で、度目(どもく)を詰めて、糸と糸の密度を、高めて、高めて編んでいく。

 

 

そうして、目が詰まり、硬く仕上がったスウェット生地。

 

 

その後、”エアータンブラー”で生地を揉んで、ほぐして、柔らかくしてる。

 

このエアタンは重要項目なの。

 

僕も最近、エアータンブラーか、ウエットタンブラーかの判断を迫られるようなことがあったばかりだから。

 

これが”エアータンブラー”をしてることはすごく重要。

 

もともと、編み上がったばかりの生地は、硬くてゴワッとして、決して着用感が良いものではないの。

 

だから、もともと備わる生地の”硬さ”が、エアタンをかけることで”反発”として残り、生地の”ハリ”へと変換されるの。

 

そして、同時に、エアタンで、コットン100%の素材の”膨らみ”が、着心地の”柔らかさ”につながる。

 

双極なことを共存させてるの。

 

 

ただね、まあ、それだけで終わらないのがGraphpaper。

 

 

エアータンブラーは、生地を揉みほぐすことになるから、どうしても糸の毛羽立ちは出てしまうんですよ。

 

今回の洋服は、毛羽立ちのある見た目は、NGだった。

 

最初から表面の毛羽立ちがあるようなヴィンテージ感っていうのは、全く狙ってなかったから。

 

とにかく”透明度の高いものを”と思って、目指したから。

 

だから、スウェットだけど、大人の人が着て、相応の見た目に見えるようにするために、ここから、加えてもう一工程。

 

そこで、生地表面の毛羽立ちを、”とにかく排除”して、このような、表から見ると

 

“フラット”な生地に仕上げてるの。

 

 

これ、もう一回見て。

 

 

 

 

 

毛羽立ちがとにかく少ない分、糸そのものが交錯する目がしっかりと見える。

 

ブルッとした反発と、生地の密度による重さ。

 

これによりフツーのスウェットとは、段違いのドレープが出てくれるんですよ。

 

 

その生地特性が、Graphpaperの洋服特有の”余白バランス”とベストマッチしてるから。

 

 

期待して。

 

 

 

 

 

 

 

裏。

表の均整のとれた生地表面から、容易に想像できてしまう、超洗練された”裏毛”。

 

どちらかというと、洗練され過ぎて、気持ちザラッとするような生地タッチです。気持ちね。

 

ふんわり柔らか系。ではありません。

 

生地そのものの伸縮としても、密度が甘いものにありがちなものではなく、超ナチュラルに体に合わせて追従してくれる。

 

スウェットだけど、着用時の用途としては、完全に”布帛”と同じ景色をイメージしてたから。

 

でも、編み地特有の快適さは、かなりレベル高いと思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

それぞれのディテールを紹介しますね。

 

 

 

 

 

 

 

フロントは、ファスナーでのフルオープンです。

全部閉めた際には、スタンド形状のネックがきちんと立ち、首の窮屈感を全く感じないようにするための超優秀なネック寸法です。

昨年の別注スタンドカラーシャツにも共通することだけど、この寸法値はGraphpaperが導き出した、黄金寸法値。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファスナーは、スイスのriri。

4号という大きさの務歯(むし)で、磨きも一個ずつかけられてるから、しっかりと存在を感じてもらえると思います。

 

 

 

 

 

引き手もriri特有の形状のもの。

生地のクリアな質感と相性が良いファスナーだと思いますよ。

 

 

 

 

 

袖口は、長めに設計され、ロールアップ前提です。名前の通り。

この手のスウェットにあるあるのリブの切り替えはないのも狙ってます。

リブの切り替えだと、どうしてもカジュアルな見た目以外にはなりきれないから。

 

 

 

 

 

裾もあからさまなリブではありません。

本体と同じ糸で、甘く柔らかいリブ編み。

だから、ほとんど同じ見え方だけど、ちゃんと裾の処理機能は伴ってる。

 

 

 

 

 

 

裏。

 

裏も無駄なものはなく、スウェット系の中ではかなり研ぎ澄まされた仕様にしてくれてると思ってる。

 

あとは、カジュアルな見え方を極限まで避けたかったので、ウエストポケットは付きません。

どうしても、こういう生地のものにポケットが付いてしまうと、見た目がそういう感じになっちゃうんですよね。

だから、ポケットが必要な人は、パンツポケットを使うか、まあ、それか鞄持って。

 

 

 

 

 

 

 

裏のシームは、できる限り生地の重なりを抑えてくれてる。

これくらいの生地なので、いとも簡単に分厚いシームになってしまうのですが、それがないように工夫してくれてます。

 

 

 

 

 

 

 

そして、次は、パンツ。

 

名前の通り、トラックパンツです。

 

ウエストはゴム仕様なのですが、内側にドローコードが付くタイプではありません。

 

 

 

 

 

これ裏の写真。

ドローコードの紐では、イージーパンツ感から抜け切らないので、ゴム仕様のコードとアジャスターを配置してくれてる。

結構洗練されてると思ってる。

 

 

 

 

 

パンツには、さすがにポケットは付くのですが、ポケット袋布はメッシュ。

 

これイケてると思う。

 

こういう箇所をこのようにしてくれとは伝えてなかったんですが、Graphpaperのエッセンスを大事にしてる鈴木さんが良いように選択してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

バック。

バックポケットは肩玉縁仕様です。

 

 

 

 

 

こちらもポケット袋布は、先ほど同様にメッシュです。

しっかりと袋布に負荷がかかり過ぎないような仕様で備え付けられ、使うポケットとして想定されてますね。

 

 

 

 

 

 

裾。

こちらも先ほどのブルゾン同様に、リブの切り替えなどではありません。

 

 

 

 

 

名前の通り、トラックパンツなので裾には、ゴムコードとアジャスターが配置されてます。

好きなように絞って。

 

 

 

 

 

 

パンツの方は、真冬以外をほとんど直接穿くことが多いと思うんですけど、この裏毛のタッチはかなり心地良いと思いますよ。

 

で、やっぱり生地の目のつまりの恩恵により、生地がダレてしまいにくいのはメリットだと思う。

まあ、膝が全く抜けないということはないけど。スウェットだから。

 

でも、そうなったら洗濯機に何も考えずに飛び込ませてあげて。

 

それで充分。

 

そして、乾いたらそのまま着るみたいな。

 

 

まあ、着てる様子は、明日また掲載する予定ですが、気に入って頂けた方には、かなりヘビーユースしてもらえるような洋服が出来上がったと思っています。

 

 

Roll Up Sleeve Stand Collar Blousonの方は、¥30,800-(税込)。

 

 

Track Pantsの方は、¥28,600-(税込)です。

 

 

手にして頂いた後のことも考え、価格もかなり重要視したつもりです。

 

 

 

ご検討頂けると嬉しいです。

 

 

 

また追って紹介しますね。