今日は、Araki Yuuを紹介しますね。

 

今回も良いのあるから。

 

ジャケット一つとシャツ二つです。

 

シャツは、どちらも同じ形だけど、生地が違うタイプのものです。

 

ジャケットは、今回もMOTORCYCLE JACKET。

 

 

 

 

 

 

 

Araki Yuu

MOTORCYCLE JACKET

material _ COTTON 100%

color _ MUDDY BROWN

size _ 1,2

 

これ。

Araki Yuuでは、4B JERKIN JACKETというものをはじめ、いろんなタイプのものがあるんですけど、ここ最近は、こればっかりオーダーしちゃってる。

モーターサイクルジャケット。

 

自分でもこのジャケットが好きなんでしょうね。

ついついこればっかりつくってもらってる傾向にありますね。笑

 

フロントがラウンドし、バックはスクエアで、短めの着丈。

 

サイジングも比較的バチバチな大きさだけど、この感じを気に入ってもらえる方には、超絶ジャケットだと思いますよ。これ。

 

 

 

 

 

 

今回つくってもらったMOTORCYCLE JACKETは、当店のEXCLUSIVEとなるスペシャリティーな感じ。

 

生地は、コットン100。

 

だけど、”染め”と”組織”がヤバいのよ。

 

染色は、”泥染め”。

 

日本では、奄美大島だけで行われる”泥染め”。

 

それも生地の段階ではなく、”糸”での染色。

 

つまり、”先染めの泥染め”。

 

まあ、生地での泥染めも良い感じなんですけどね、糸の段階でしてる方が生地になった時に見た目がやっぱり違いますね。

 

生地の陰影と奥行きが別格。

 

 

 

 

 

 

そして、この生地はパッと見では、組織が全然分からない。

 

これは、Araki Yuuの荒木さんが機屋さんとつくりあげたもの。

 

立体的なストライプをイメージして、平織りと朱子織り(サテン)を組み合わせた”変わり織り”。

 

糸番手は、経糸と緯糸ともに、40番手双糸。

 

糸で泥染めされてることもあるし、生地組織が生地組織だから、すんごい独特なドライで、ガッチリした感じがあるんですよ。

 

でも、着ると内側は濡れてる。

 

この生地組織、それでいて先染めの泥染めの特有のタッチ。

 

この感覚は、これだけでしか体感できないですよ。

 

そういう生地。

 

この生地だけでもかなり好きな人はいると思う。

 

まあ、やってることがそういう感じなので、かなり高額な生地なんですけどね。

 

ただ、むちゃくちゃ感じられるものがあると思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

それでね、この生地でブランドに絶対に何かつくってもらいたいと思ったんで、オーダーする当時は、すごく考えたんですよ。

 

生地はもちろん、洋服そのものとして最も活きるものでAraki Yuuにつくってもらいたかった。

 

プライスもそれなりになることは分かってたから、そんなことを余裕で飛び越えてるものをつくってもらいたかった。

 

そうしたら、やっぱり自分の中でこれになった。

 

MOTORCYCLE JACKET。

 

 

裏地もないし、最もダイレクトに生地を着ることになるし、それでいて、圧巻のAraki Yuuの縫製クオリティが如実に目に見える。

 

誰がどこをどう見ても、そのレベルに感動してもらえるスタイルのジャケット。

 

薄手のドレスシャツを縫ってるかのような無茶苦茶細かい運針に、オーバーロックを使わない縫製仕様。

 

基本的には、ダブルステッチの縫製だけど、その二本のステッチ同士の間隔も一定ではなく、それぞれの箇所に応じて幅が変わる。

 

全て同色のステッチワークなんだけど、その縫製ディテールのコントラストに見惚れちゃうんですよ。

 

だから、僕は、4B JERKIN JACKETやKNICKER BOCKERSと並んで、Araki Yuuの圧倒的なレベルを抜群に感じてもらえる洋服だと思ってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボタンは、今回も未塗装の真鍮でお願いをしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャツ以外は、ボタンホールはシルクの糸で手縫いになるので、これもそういう仕様です。

現段階では、ハンドでのボタンホールは当店ではAraki Yuuくらいかな。

 

もうすぐしたら到着する予定のイザベラは、生地にボタンのホールさえも開けてないものもあるみたいだけど。奇想天外なことに。

 

 

 

 

 

 

これが裏。

先述のように裏地が付かないジャケットなので、裏の処理のテクニックのハンパなさが思う存分見てもらえると思います。

 

 

 

 

 

アームホールのみパイピング処理。見たら分かると思うけど。

 

真鍮ボタンの裏には、全てレザーの力ボタンが施されてる。

心置きなく使える、安心と信頼の仕様。

 

 

 

 

 

これね。

 

 

 

 

 

 

 

内側のボタンが2つのみ、ハンドシェイプがかけられた真鍮ボタンではなく、ハンドシェイプがかけられたホーンボタンに変わる。

 

この形状のホーンボタンの野生味も好きな方は気に入ってくれると思う。

 

 

 

 

 

 

 

袖口の裏の処理。

 

はっきり言って、圧巻。

 

これ、全部Araki Yuuの荒木さんが全部自分でやってんだから。

 

こんなレベルで洋服を”自分で”つくってる人は、僕は日本では他に誰も知らない。

 

もっとも、シロートさんに毛が生えたようなレベルの服なら、自分で縫ってますよ。みたいなのあるんですけどね。さっき専門学校卒業しました。みたいな。

 

大事なのは、Araki Yuuのこのレベルが腕のある縫製工場でつくってる。

 

んじゃなくて、最初から最後まで自分自身で縫ってる。ってこと。

 

洋服の見た目で分かる”デザイン”はシーズンで変わらない。

 

でも、洋服のクオリティが超一級品。

 

途轍もなく細かく、手を入れてつくられてる。

 

そして、完成したものを見ると、今の世の中に流通してる洋服とは、生産における”時間のかけられ方”が全く違うと一瞬で分かる仕上がり。

 

これは、真似しようと思ってもなかなか真似できたものじゃないですね。

 

洋服からそういうことを感じられるものって、ほとんどないと思うから。

 

だから、Araki Yuuには、完成した全てのものにシリアルナンバーが入ってる。

 

まあ、それだけ手をかけてつくられてる洋服ですからね、今回のMOTORCYCLE JACKETも着用頂く方は何も考えずにただ使ってもらうことがベスト。

 

洗いたいと思ったら、その気持ちに素直に洗ってもらえればそれで良いし、着たいと思った時にどんどん着てもらうのが最も相応しいですよ。

 

そしたら気付いた時には、泥染めの生地がすんごいことになってると思うから。

 

まあ、まずはとりあえず3年後かな。

 

3年後の風貌の変化には凄まじく期待してもらってオーケーですよ。

 

 

そうそう。

 

Araki Yuuは、0,1,2のサイズ展開なのですが、当店ではいつもMOTORCYCLE JACKETだけは、サイズは、1と2だけにしています。

 

それは、比較的ジャストフィッティングだけど、度肝を抜く立体形状だから。

 

だから、サイズ1を小さい方、サイズ2を大きい方、みたいな感じで充分多くの方に着てもらえると思ってるからです。

 

これまでAraki Yuuで色々な種類のMOTORCYCLE JACKETを取り扱ってきましたが、工芸染色”泥染め”は初めてです。

 

プライスはプライスだけど、手にしてもらえた方はそれを大きく上回るものを感じてもらえると思いますよ。

 

ホンッッット、すんごいから。このジャケット。

 

 

 

 

 

 

 

 

Araki Yuu

LONG PULLOVER SHIRT

material _ COTTON 100%

color _ WHITE

size _ 1,2

 

 

 

 

 

 

Araki Yuu

LONG PULLOVER SHIRT

material _ LINEN 55%,HEMP 45%

color _ BLACK

size _ 1,2

 

そして、シャツ。

なんと、待望のニュースタイルです。このシャツ。

 

名前と写真を見たら分かると思うけど、プルオーバーでロング丈のNEW STYLE。

 

 

 

 

 

 

WHITEは、COTTON 100%。

100番手双糸の生地。

Araki Yuuでは、いつも白い無地のシャツ地って存在してるんですよ。

でも、ここ最近は当店では取り扱ってなかった。

 

ただ、今回はサンプルでこれがあって、そのバランスがすごく良いなって思ったから、サンプルズバリでつくってもらったんですよ。

 

それでね、その時には気付かなかったんだけど、以前に当店で取り扱ってた白無地のシャツ地と何か違うなって思ったんですよ。

 

そしたらね、、

 

やっぱり変わってた。

 

しかも、、、、

 

 

 

“カネタ織物”でつくった生地だった。

 

 

 

 

100番手双糸で、カネタさんならではの生地密度。

 

着用時に確かに感じる”音”。

 

そして、濡れたような肌アタリ。

 

 

 

チョーサイコー。

 

 

 

 

 

 

衿は、台衿がなく一枚衿の仕様です。

第一ボタンを開けてオープンにした時に、見事に衿が浮き上がって返る設計。

 

 

 

 

衿先にはステッチが入りません。

衿付けは、生地端が裁ち切りで身頃を挟み込む高度テクニック。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バックヨーク、アームホールなども、全て表は裁ち切り。

 

これにより、縫い代の重なりが軽減され、フラットなシームを目指すためのAraki Yuuの特有の処理ですね。

 

 

 

 

 

 

 

バックヨークは、生地を斜めに使ったバイアス仕様なのですが、その接ぎ部分には、アンティークのレースが配置。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フロントには、左右非対称のポケットが付くのですが、そのポケット口には、シルクの手縫いのカンドメ。

先ほどのMOTORCYCLE JACKETも共通なんですけどね、Araki Yuuは、補強が必要な箇所には、手でのカンドメを施してる。

 

やはりカンドメミシンよりも見た目が綺麗に仕上がるし、そこをとても大事にしてますからね。

気にしないとほとんど気付かない部分だけど、こういうレベルになってくるととっても大事。

 

まあ、だから、Araki Yuuの服は、度肝を抜くほどの丈夫さを備えてるんですけどね。

 

 

 

 

 

 

裾も裁ち切りの仕様です。

プルオーバーで着丈が長いシャツということもあり、裾のラウンドはキツめ。

Araki Yuuのシャツでよくあるのですが、裾の仕様は、そのまま裁ち切りにしてたり、身頃を三つ折りに折り返したりしてない。

裾に見返しを付けて処理してる。

生地の要尺もとるし、手のかかる仕事ですが、きっちりしてますよ。

 

裁ち切りであってもこの仕様が僕は、最も美しい裾の処理だと思ってる。

見返しの生地の地の目とか、裁断、縫製とか大変だけど、糸の噴き出し方、身頃の落ち方、いろんな側面がとても綺麗に演出されるって思ってます。

 

 

 

 

 

 

 

カフスとその開きも通常のシャツと異なります。

カフスにはステッチが入らず、剣ボロも存在しません。

 

 

 

 

左右それぞれのカフス開きが交差し、消えて一体になる仕様。

この箇所は、着用時期によっては直接肌に触れることもある場所だから、とにかくフラットに、凹凸が出ないように常に工夫されてるのがAraki Yuuのシャツです。

思いやり仕様ですね。

 

そして、その箇所の補強にもシルクの手製のカンドメが入ります。

 

 

 

 

 

 

 

これは、脇の写真。

袖付けは、袖後付け仕様です。

フツーは身頃脇から続けて袖を縫われることが多いんですけどね、とにかく凝ってる。

 

あと、今回のこのLONG PULLOVER SHIRTは、かなり肩の丸みが強いです。

だから、これまでよりも肩から腕にかけてのアウトラインがかなり滑らか。

流れ落ちるような肩の曲線を見てもらえると思いますよ。

 

 

 

 

 

 

そして、こちらのブラック。

 

こちらは、同様のスタイルのシャツですが、生地がリネンとヘンプ。

 

経糸がリネンで、緯糸がヘンプですね。

組織は平織りです。

 

この手の生地にしては珍しく、肌への刺激的なタッチは感じないと思う。

 

 

 

 

 

緯糸のヘンプ特有の強いハリがある。

あと、随所の裁ち切りにより噴き出る糸も、さっきの100双のコットンよりも太くて、より野生的。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は、真っ黒だけど、洗っていくと時間を経たような古いムードが漂ってくるのが目に見えてる生地ですね。

もちろん洗い晒しがベストです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここしばらくは、ニッカーボッカーズを中心としたパンツや、ジャケット、アウターの取り扱いが中心だったので、シャツは久しぶり。

 

あと、このシャツもそんなに大きなつくりではないので、サイズは1と2のみの取り扱いです。

ものすごい立体型ではあるけど、できる限りバサっと着てもらうようなのがイメージであったので、最小サイズの0はオーダーしてないです。

 

僕は身長167cmなのですが、それでも1で良い感じ。

 

 

 

 

 

 

どれもとにかく複雑な構造の洋服ですが、全てAraki Yuuの荒木さんがとても時間をかけてつくったシロモノですからね。

 

 

 

お好きな方は見てみて。