先日より開催している山内との企画ですが、特に初日は全国からお越し頂き、ありがとうございました。

 

当店の少し区切られた一区画で行ってることもあり、初日は見て頂く方が想定以上に多かったので、ただ見て頂くだけになってしまった方もいて、大変失礼致しました。

 

現在のところは、ハコムラショートパンツは、大本命のAだけ、もともと数量があったので、SMサイズなら見比べてもらえる状況なのですが、あとはEとH(ハイブリッドコットンVer.)のみですが、ショートパンツを遥かに超えたクオリティなので、一点ずつ見てもらえたら嬉しいです。

 

まあ、ここまでのレベルのショートパンツは、この上を探す方がいろんな意味で難しいと思ってるから。

 

 

今日は、サンダルを紹介しますね。

 

 

PETROSOLAUM

 

 

今回の春夏では、当店が用意しているサンダルはPETROSOLAUMの今日紹介する2種類のみです。

 

 

なんかね、今年はサンダルのバリエーションが少なくなっちゃった。

 

 

まあ、当店は、PETROSOLAUMでは例年、ほぼ、通称”透けるビーサン”しかサンダルは取り扱ってこなかったので、今年は違うから透けないのが良い方には、良いと思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

PETROSOLAUM

T-SANDAL

material _ LIGHT COWHIDE

process _ PRESS

color _ BLACK

womens size _ 38,39

mens size _ 40,41,42,43

 

まずこれ。

こちらに関しては、ウィメンズサイズも2サイズ分と限られてるけど、取り扱いしています。

このサンダルは、ハーフサイズが存在しないので、ワンサイズ刻みです。

 

 

 

 

 

全てがブラックでつくられたサンダル(釘以外)。

 

 

 

 

 

このサンダルの規格としては、これまで何度か取り扱いをしてきた”透けるビーサン”と同じもの。

 

これまでも、こういうサンダルによくある親指と人差し指の付け根が無茶苦茶に痛くなることがないように、トングが”二股”に分かれた設定でしたが、今回のT-SANDALも同様です。

 

それでね、このT-SANDAL、超ライトなの。

 

つくりの話じゃないですよ。履いた感覚が。

 

 

 

 

 

 

まず、足の甲に当たるトングの部分。

 

これは、牛革です。

でも、成牛の革じゃないのと、漉きと鞣しの段階で工夫されてるから、柔らかく、でも、頼りないことがない革質してる。

 

あとは、夏場に裸足で履くことが大前提じゃないですか。

だから、種類によっては汗をかいてしまうとベタベタしちゃったり、ヌルヌルしてくるようなものも多いですが、これはそういうことが起こりにくいですね。

 

革表面のシボの様子もあり、ベタつかず、適度に離れてくれる。

 

 

 

 

 

 

そして、上の写真を見ると内側にシームがあるのが分かると思う。

 

このT-SANDALの”T”は、”TUBE”の”T”。

 

履いて足が痛くなりにくいこと、軽量で柔らかい履き心地を実現するために、全部が設計されてるもの。

 

そのため、トングの牛革は、”チューブ状”につくられてる。

 

“チューブ状”につくることによって、トングの革に自ずと厚みができることと、革の中にクッショニングを形成することができるの。

 

そして、シームは表に出ないから、素肌に干渉することもない。

 

超優秀な設計なの。

 

 

 

 

 

 

チューブ状に形成されたトングの牛革には、5mm厚のクッショニングが搭載されています。

 

だから、実物を見てもらえると分かると思うけど、内蔵物が隠されてる膨らみがある。

 

これにより、足あたりの安心感も向上するし、革が伸びてダレてしまいにくい効果にもつながるの。

 

 

この手のサンダルをご覧頂くと、履いたときの足の痛みを想像される方も結構いるけど、これならモーマンタイ。

 

誰がどう見ても、超安心感あるのは一瞬で感じてもらえると思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

そして、足の裏が直接当たるインソール。

 

この箇所は、ホースレザー。

ブランドでも時折、シューズのライニングに使われることがあるホースレザーですね。

強靭でしなやかで、足あたりがとても心地いい革だと思いますよ。

 

 

 

トングの根元には、PETROSOLAUMの荻野さんが大阪の町工場でスペシャル別注でつくってもらった”ビーサン型サンダル用”の釘が打ち込まれてる。

 

当店で、初めて”透けるビーサン”を取り扱ったというか、つくってもらった時には、この釘ではなかったんですけどね。

 

より荻野さんがサンダルのクオリティを高めるために、釘をつくる町工場に壮絶なロットを提示されながらも何とか形にした、特製の釘。

 

これは錆びにくいし、打つことで頑丈にトングが装着される、特性の釘。

 

 

 

 

 

 

サイド。

ビーチサンダル型ではあるけど、かなり歩行にも向いてると思います。このT-SANDALは。

 

これまで過去に取り扱いをしてきたビーサンは、レザーのインソールに、ラバーが装着してあるものだったのですが、今回のは、ソールの層がある。

 

 

 

 

 

 

 

まず、直接足が乗るインソール部分は、先述の通り、ホースレザーなのですが、そのホースレザーで芯材とクッション材を包み込んでるの。

 

中底には、2.5mm厚の芯材、そしてその上に1.5mmのクッション材を入れてる。

それをホースレザーで包んでる。

 

そして、その周囲にラバーをグルッと一周巻いてる。

 

 

 

 

 

分かりますかね?

ヒールの部分とか。

ラバーのフチを含めて、三層構造になってるの。

 

サイドから見るとソールは、上からラバー、EVAソール、そしてアウトソール(靴底)という構造です。

 

もちろん、足を乗せる箇所には、先述の通り合計4mmの中物もあるんだけど、それに加えて、EVAソールがミッドソールとして搭載されてるの。

 

だから、結構快適だと思いますよ。これ。

 

 

 

 

 

 

そして、アウトソールは、サンダルには最も適してるって言われてたりする、birkソール。

ビルケンで使われてるだけあって、既知のアウトソールだと思うけど、滑りにくさ、熱への強さ、擦り減りにくさが高レベル。

 

形はビーサンの形をしてるけど、ビーサンでありながら、快適性を追求した仕様を搭載してるサンダルだから、ビーサン業界ではあり得ないほど、軽快に、快調に過ごせると思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コバの処理も丁寧だし、きちんとしてる。

 

 

 

 

 

そして、次はこれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

PETROSOLAUM

B-SANDAL

material _ CROCODILE

process _ PRESS

color _ NATURAL

size _ 40,41,42,43

 

本家登場。

B-SANDAL。

 

通称”ビーサン”。そのまんま。

 

PETROSOLAUMのクオリティのビーサンですからね、ビーサン業界に風穴を開けるビーサンです。

 

ここ数シーズンは、この形で世界でも超珍しいレザー、”透ける牛革”をトングに使用したものをつくってもらっていましたが、今回は透けません。

 

しかも、トングのレザーは、

 

 

“クロコダイル”。

 

 

 

 

 

 

 

昨年の夏場にも2足限定で、クロコダイルのビーサンを販売したのですが、そちらは、鞣し方法が、タンニン鞣しとクロム鞣しの混合の複合鞣しのものでした。

でも、今回は、”フルベジタブルタンニン鞣し”。

 

そして、染色も一切施していない、ヌメ革状態。

 

つまり、100%天然原料のみでのクロコダイルです。

 

 

 

 

 

 

クロコダイルは、その革の模様を”腑(ふ)”と言うのですが、大きい腑と小さめな腑をそれぞれ左右で大体均等になるように使用してくれています。

 

本来だとクロコダイルは、お腹の中心部の大きな腑がベストと言われるんですけどね、それだけを使っちゃうとね、どうしても、ビーサンでは”誰が買うんだプライス”になっちゃうので、そこはPETROSOLAUMの荻野さんがバランスを見てくれてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただね、クロコダイルになるとやっぱり圧倒的ですね。

 

説得力がある。とかは、まあ、言わないけど、でもこの革が持つ力っていうのは、格が違いますね。

 

ビーサンっていう形は、サンダルでも最もイージーなジャンルじゃないですか。

 

それでね、そういう存在のもので、革のダイヤモンドのような天然鞣しの無染色クロコダイルを使いたかったんですよ。

 

 

 

 

 

 

こちらは、インソールに関しては、鞣すのに何ヶ月もかけて繊維質を超密にしていく、ベンズレザーを使ってる。

このベンズレザーもヌメ革ですね。

 

そして、周囲には、日本の建具に使われる”木釘”を打ってる。

 

トングのレザーの根元には、先ほどのスペシャリティーな釘で打ち付けて強固にしてますね。

 

 

 

 

 

 

このB-SANDALも親指と人差し指を固定するトングは、二股に分かれています。

 

これにより、フィット感が格段に変わるので、ビーサンあるあるというか、このジャンルのレザーサンダルに頻繁に起こる、指の間の痛みなどは一切心配しなくて良いですよ。

足の皮膚が剥けてしまうこともないし。

 

夏場に裸足で履いて使うことが前提なのでね、よく考えられてます。

 

 

 

 

 

そして、これ。

B-SANDALのアウトソール。

 

天然ゴムと合成ゴムがブレンドされたラバーソールです。

 

天然ゴムは、摩擦に強く、擦り減りにくいというメリットがある。

ただ、反対に熱に弱いというデメリットがあるんですよ。

 

それを補うのが合成ゴム。

合成ゴムは、天然ゴム程の耐摩擦性は高くないけど、熱に強い特徴があるそうです。

 

だから、その二つを混ぜることで、夏場の高温になったアスファルトの上でも、丈夫で安心して履き続けられる設計になってる。

 

その上、そのハイブリッドゴムの中には、ジュート繊維が入り、それが滑り止めの役割を果たしてくれる。

 

ということで、濡れた地面でも、灼熱のアスファルトでも安心して履いてもらえるようになってるシロモノ。

 

 

 

 

 

履くことに対して、ソールのそういう安心感もありながら、”クロコダイル”。

 

まあ、ベースの形がイージーなビーサンですからね。

 

テキトーにクロコダイルをラフに使うって感じでこれは良いと思います。

 

それでも、圧倒的に他の種類のレザーでは出すことができないような、隠し切れないパワーがビンビンに漂ってるから、洋服のスタイルとしてはどんなものでも成立するでしょうね。

 

 

昨年の夏は、クロコダイルの革の関係上、ブラウンのものを2足のみの取り扱いでしたが、それによりサイズも必然的に2サイズのみと大幅に限られてしまったので、今年は、サイズバリエーションを用意しました。

 

ただ、こういうクロコダイルという革ですからね、所有する方のマインドを考えて、今回もほぼストックは持たないようにしようと思いました。

 

だから、手にして頂けた方は、その特別感を充分に感じてもらえたら嬉しいです。

 

 

 

今回のサンダルのT-SANDALとB-SANDALは、それぞれ特性が大きく違うけど、これもPETROSOLAUMの荻野さんの頭の中の幅だから、どちらも、もしくは、どちらか、お好きな方は見てみてください。