今日は、山内を紹介しますね。

 

生地は、当店でもお馴染みの”小野莫大小(メリヤス)”さんのオリジナル生地を使ったもの。

 

これは、洋服として形にできているのは、山内のみだそうです。

 

そういう生地。

 

洋服の生地の組成ではとても珍しく、服地ではあまり使われていないジャンルのものだそうです。

 

まあ、洋服用として開発されたものなんですけどね。

 

でも、誰も服に調理できなかった。

 

それを前人未到、山内の山内さんが見事に形にしたものです。

 

“強撚ポンチ”

 

という生地。

 

初めてブランドのコレクションで登場したのは、もう4年くらい前になるかもしれませんね。

 

それが年々アップデートされ、今年が最高レベル。

 

そもそもね、山内の山内さんは、”縫製”ということをとても重要視して、洋服をつくってる。

 

だから、山内の洋服って見てもらったり、お持ちの方は分かると思いますが、どこをどう見ても、その手の入れようは凄まじいもの。

 

表のよく目につく箇所はもちろん、角が立つべき場所は、しっかりと角が立ち、裏の処理や、しかも目に見えないところまで、他の洋服では省かれてしまうようなことも山内さんは、貫いてやり続けてるの。

 

これって、ホンットすごいこと。

 

それが結果的に、着心地にもつながるし、見た目にもつながるし、洋服の耐久性にもつながる。

 

途轍もなく丈夫な洋服でもあるのが山内の特徴の一つでもある。

 

しかし、この”強撚ポンチ”という生地で製作される洋服においては、他のものでは”絶対に”やってないことをやってる。

 

表も、裏も、見えないところまで、とにかく細かく、丁寧につくりあげることを追究し続ける山内。

 

そのブランドが、唯一、この生地のみで行う縫製仕様。

 

 

“断ち切り”。

 

 

それが至る所に。

 

 

そうして、”強撚ポンチ”の生地の特徴を最高潮に活かし、最大に感じられる洋服として、設計してるのが今回のシリーズ。

 

 

この先にTシャツでも納品がある予定ですが、それはいつになるか分かりません。笑

 

 

まずは、パンツから。

 

 

 

 

 

 

山内

強撚フリーカットポンチ・ワンタックイージーパンツ

material _ COTTON 83%,POLYURETHANE 12%,NYLON 5%

color _ CHARCOAL BROWN

size _ 2,3,4,5

 

 

 

 

 

 

山内

強撚フリーカットポンチ・ワンタックイージーパンツ

material _ COTTON 83%,POLYURETHANE 12%,NYLON 5%

color _ BLACK

size _ 2,3,4,5

 

これ。

名前の通り、フロントにワンタックが入ったイージーパンツ。

 

生地の混率がとても変わってる。

 

コットンが83%、ポリウレタンが12%、ナイロンが5%。

 

こんな混率は、このようなジャンルの洋服では、あまり目にしない。

 

 

 

 

 

 

 

どういう生地なのかというと、

 

表面には、強撚のコットン。

 

肌に当たる裏面にポリウレタン。

 

そのコットンとポリウレタンのツナギの役割として、5%のナイロンが入っているそうです。

 

この生地を生産する”小野莫大小”さん。

 

この莫大小工場は、日本でもとても名高い”カットソー地”の名品をつくりあげる。

 

僕が知る限りでは、コットンベースの”編み地”に於いては、日本一の実力なんじゃないかな。

 

当店でも、小野莫大小さんがつくった編み地で、Tシャツやカットソーなどを生産してるブランドはかなりあるんですよ。

 

きっと皆様が好きなブランドの出すカットソーも、小野莫大小さんの生地の可能性は高い。

 

特に、国内のブランドのカットソーを持ってる方なら、かなりの確率でそうなんじゃないかな。

 

それくらい、いろんなブランドが使いたいって思う編み地を製作してるんですよ。

 

そして、今回の生地は、小野莫大小さんのクリエイティビティが溢れんばかりに出たもの。

 

まず、表の強撚のコットンの糸と、ポリウレタンの糸とを絡ませる(編む)ことが途轍もなくハードルが高いそうですよ。

 

でも、それが着た時に恩恵が山ほどあるの。

 

特に日本の夏場には。

 

 

 

 

 

 

 

表には、強撚のコットンが露出する分、編み地のとても細かい組織が見える。

しかも、強撚だからツヤがあり、ドレープのある落ち感もしっかりあるから、あたかもコットンのこういうパンツ穿いてるって思えない見た目してる。

 

そして、裏。

 

裏には、ポリウレタン。

 

ポリウレタンが肌に当たるって、あまり良いイメージないかもしれないけど、ノンノンノン。

 

僕も直接肌に触れるものは、天然繊維だけが良いって思ってた。

 

この生地に出会うまでは。

 

まず、着た時には、肌から離れる。

 

全くペタペタしないし、すごく自立してる生地。

 

それでいて、きちんと汗も吸うし、蒸れは皆無。

 

そして、風が思ってた6億倍は通る。

 

更には、これ以外には体験できないようなヒンヤリとしたタッチ。

 

この何年もエアリズムとか着てないから、エアリズムがどこまでかは分からないんですけど、今回の生地も相当なレベルなんじゃないかと思ってる。

 

 

そして、類まれな伸縮力。

 

 

この生地の自由度の高さ、ヤバい。

 

 

不自然な伸びではなく、体の動きに合わせて、無理なく着いてくる。

 

その後、きっちりと戻る。

 

驚きのキックバック。

 

 

 

超快適。

 

 

 

そういう生地だ。

 

 

 

 

 

 

 

そして、これ。

このパンツの裾。

 

先述の通り、”断ち切り”。

 

これまでこのシリーズをご覧頂いたことのある方は、わかってもらえてるかもしれないけど。

 

通常、生地を切ったそのままの状態だと、必ず、糸が吹き出してくるじゃないですか。

 

それに、フツーのTシャツの生地をカットオフしたら、クルクルと生地端が丸まってきてしまったり。

 

 

そういう現象が、

 

 

 

一切起こらない。

 

 

 

アメージングな生地なのです。

 

 

 

その理由は、裏面のポリウレタン。

 

 

このポリウレタンが、表のコットンを支えるような構造になり、糸が吹き出すことを抑制してる。

 

それに加えて、一般的なTシャツのクルクルと丸まってくる現状は、「カーリング」とか、「天竺クルクル」とか言われて、編み地の組織上、起こり得ることなの。

 

この生地以外はね。

 

でも、これは、ポリウレタンがすんごい働きしてる。

 

 

だから、糸が吹き出し、ほつれてしまうことも、生地端がカーリングしてしまうことも、

 

 

 

ない。

 

 

 

山内のこのシリーズ以外では、人類誰もが未体験の生地なのである。

 

 

そして、

 

それが、

 

縫製仕様で

 

惜しげもなく

 

体感できるようになってるの。

 

 

 

 

 

 

 

裏。

 

 

 

 

 

 

裏。

 

 

 

 

 

裏。

表地の接ぎ合わせの箇所。

 

その縫い代が、全て断ち切り。

 

この生地が、”絶対にほつれない”という特性をふんだんに表してる。

 

でもね、この断ち切りの縫製仕様。

 

ものすごく、山内してる。

 

 

 

 

 

 

 

裾の裏。

 

分かりますかね??

 

通常、この手の”ジャージー”と分類される生地は、全てそれ用の縫製仕様があるの。

 

この生地は、”編み物”。

 

Tシャツやセーターは、編み物じゃないですか。

 

経糸と緯糸をそれぞれ連なった一本ずつの糸で編んでいく。

 

それが編み物。

 

 

対して、夥しい数の経糸を織機にセッティングし、緯糸を挿入していくのが、”織り物”。

 

織り物 = 布帛(ふはく)

 

とも言われますね。

 

山内は、”布帛仕立て”という縫製をとにかく追究してる。

 

布帛と編み地の世界では、縫製は全く別の畑なんですよ。

 

ただ、山内の山内さんは、全くの別の縫製のジャンルでありながら、トライした。

 

そして、誰もがなし得ないことをやってのけた。

 

そうして、誰もが洋服にできなかった生地で洋服をつくり、

 

これまで、誰もが見たことのない洋服を生み出した。

 

 

それが”強撚フリーカットポンチ”というシリーズなの。

 

 

ヤバヤバですよ。

 

 

 

で、

 

 

 

具体的に、

 

 

 

 

どうなってるのか、、

 

 

 

 

 

もう一回見て。

 

これ。

 

生地の縫い代の、断ち切りの生地端に並行して、二本のステッチが入ってるのが分かりますかね??

 

そもそも通常なら、裏は、オーバーロックみたいなそれ専用の縫製がされるんですけどね。

 

皆様のお手持ちのTシャツの裏の縫製と見比べてみて下さい。

全然違うのが分かると思います。

 

 

でね、この二本のステッチの間隔、その幅4mm。

 

この4mmの幅に、生地を固定するための”芯地”が貼り付けられてるの。

 

全ての縫い代に。

 

全部ですよ。全部。

 

縫う前に、大変な工程が待ちうけてる。

 

全部の縫い代にパターン通りに、芯地をズレないように貼り付けていく。

 

それだけでも他の服ではありえないほど、長い時間がかかってきますからね。

 

 

それにね、この生地。

 

実物触ってもらったら分かると思うけど、すんごい動きのある生地なの。

 

一概に柔らかいとかじゃなくて、もちろん硬いんじゃないけど、

 

コシがあって、でも自由度がすごく高い生地なの。

 

だから、フツーに縫っていくだけでも、ミシンのテンションによって生地が引っ張られて、縫製が歪んでしまうようなことも起こりやすい。

 

シンプルに本縫いを行ってるけど、縫い上げるのに困難を極める生地なんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもね、縫い代の随所が芯地で固められてる分、縫い代は硬くなってる。

 

それが、パンツの”骨組み”のようになってくれて、綺麗なアウトラインを演出してくれるの。

 

これとてもよくできてる。

 

しっかりとパンツの形が出る上に、きめ細かい生地のドレープや光沢の質感。

 

とてもスマートなアウトライン。

 

見た目は、超男前。

 

それに加えて、超絶的な動きやすさ。

 

“見た目”

 

“穿き心地”

 

その両面での”不快感”を「極限までゼロに近付けたパンツ」。

 

 

それが、今回の。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フロント開きは、ツヤなし水牛のトップボタンに、エクセラファスナー。

このファスナーの取り付けも、ファスナーテープが一直線に取り付けられてる。

大体、生地との兼ね合いでテープがビロビロになってしまいやすい。

でも、山内さんはそこもとにかく気を遣ってる。

 

あとは、天狗付き。イージーパンツなのに。

 

 

 

 

 

 

サイドにはポケット。

伸縮力の高い生地ですが、ポケット口は伸びてしまわないように設計されてる。

 

これだけ伸びる生地なんですけどね、中に丈夫な芯となる生地を入れて、ポケットを使ってもビロビロにならないようにしてますよ。

 

 

 

 

 

 

で、やっぱり裏側の仕様もかなりのもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イージー仕様のパンツでこんなにやってるの見たことありますか??

 

この裏の処理の生地は、全て伸縮しない布帛。

天狗や持ち出し、オリジナルのマーベルトの仕様までとにかく美しい。

 

 

 

 

 

 

 

この裏の仕様が、着心地と耐久性を格段に上げるのよ。

ご体感ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肌への当たり、生地の動き、アウトライン、風の通り、耐久性。

 

そして、繰り返しの洗濯にも劣化しない強さ。

 

夏のスタイルには、メリットに感じられる要素が多く詰まったパンツだと思いますよ。

 

 

見てみて下さい。