すごく待ってたけど、Araki Yuu。

 

この度の納品も始まりました。

 

と言っても、まずはスカーフからです。

 

“漢の嗜み”。

 

装いを愉しむためには、必要なものですから。これ。

 

Araki Yuuのスカーフ。

 

 

今回は、二色での展開です。

 

ベージュと製品染めのブラック。この二つ。

 

ベージュの方は、紙の下げ札に記載してる総製作数は、19点。

 

製品染めブラックの方は、18点。

 

どちらもその半数以上、もしくは、約半分の量を当店分としてつくってもらいました。

 

Araki Yuuのコレクションに関しては、全てのものに総生産数が記載されてますから。

 

それだけの数を用意できて嬉しいですね。

 

これは、当店では絶対に必要なものだから。

 

このブログをご覧頂いている方や、直接店頭にお越し頂くお客様方に手にしてもらいたいものだし、当店のジェントルメンスタイルには、欠かせないものですからね。

 

でも、まあ、皆様全員に行き届き過ぎても良くないから、ある程度、足りなかったなって思う数量がBESTなんですよ。

 

ただ、1点とか2点だけで取り扱っても、これに関しては、なんの意味があるのか分かんないから。

 

そのバランスを、僕なりにとった数量を用意してます。

 

 

 

これ。

 

 

 

 

 

 

Araki Yuu

Scarf

material _ COTTON 55%,BAMBOO RAYON 45%

color _ BEIGE,DYED DARK

size _ ONE SIZE

 

この二色での取り扱いです。

 

まず、生地について紹介させてもらいますね。

 

これまでは、当店では過去に2回取り扱いをしました。

 

このスカーフ。

 

1回目と2回目は、シルク100%の生地。

 

1回目は、無地。2回目は、一応秋冬時期だったこともあり、起毛して一回りサイズが大きくなったハウンドトゥースの柄でした。

 

そして、今回は、コットン55%とバンブーレーヨン45%。

 

バンブーレーヨンっていうのは、竹の繊維を原料に、レーヨンをつくる要領と同じように、苛性ソーダっていう化学薬品などで処理して生成された繊維ですね。

 

レーヨンって、漢字で書くと”人造絹糸”って表記するから。

 

つまり、人工的なシルクって思ってもらえたら良いですよ。

 

通常のレーヨンは、木材パルプを原料に化学処理されるもの。

 

それをバンブーに置き換えたものですね。

 

そして、そのコットンと、バンブーレーヨンを交織した生地です。

 

 

そして、なんとなんと、この生地を織ってるのは、当店では大変お馴染みの”カネタ織物”さん。

 

 

AUBETTとのP.(P).Cと題した赤錆びカラーの”ZZ強撚綾三重織り”の生地の洋服をつくった時に、当店にも在店してくれた機屋さんですね。

 

あとは、この間紹介した、山内のハコムラカモフラ生地や、AUBETTのシャツなどでもカネタさん生地。

 

だから、今回の生地もカネタさん特有の表情してるんですよ。

 

 

 

 

 

 

カネタさん生地独特の強さを伴った反発性と、僅かながらの毛羽立ち、そして、その奥から覗く、バンブーレーヨンの光沢。

 

鈍い輝きっていうか。

 

これ、かなり特殊。

 

でも、途轍もなく滑らかなの。

 

これまでのコレクションで、過去に取り扱いしたシルク100%のものと全く遜色ない。

 

それで、それに生地そのものの強さが加わった。

 

かなりの高得点ですよ。今回のスカーフ。

 

だから、これまでよりも取り扱い数量を多くした。

 

「これは見てもらいたい。」

 

「是非、紹介をしたい。」

 

と思って。

 

 

 

 

 

 

 

これ。

マイクロスコープで見た今回のAraki Yuuのスカーフの生地。

ベージュの方を拡大してる。

 

経糸には、コットンの双糸。

緯糸には、バンブーレーヨンの単糸。

 

コットンが白っぽいアイボリーに見えて、縦方向に走る。

ベージュっぽく見えるのが、バンブーレーヨン。

 

カネタさんの生地だから、経糸のコットン双糸は、ZZなのかな??

それは、聞いてないから明確ではないのですが、

でも、この生地の反発性の強さ、コシはそうかも。

 

肉眼でも、マイクロスコープで見た時でも、全体に毛羽立ちが見えるのですが、その毛羽は、ご覧のように全部がベージュっぽく見えるから、緯糸のバンブーレーヨンによるものです。

 

だから、コットンの糸の毛羽立ちは、ほとんどなくて、コットンそのものにも輝きがしっかりある。

 

そう思うと、経糸のコットンは、毛羽立ちのないコンパクト糸で、コットンの繊維そのものもかなり高品質な原料だと思いますね。

 

もしかしたら、アルティメイトピマとか、そういうレベルかも。

 

 

そして、それに緯糸として交わるバンブーレーヨン。

 

こちらは、人造絹糸と言われる通り、汗や水にも強く、製品洗いによる毛羽立ちもあるけど、肌への柔らかい当たりは、しっかりと実現してる。

 

 

 

 

 

 

 

更に、拡大。

経糸と緯糸の色が僅かながらに違うから、これは生地として織り上げられる前に、糸で染色された、先染めです。

 

明るいトーンのベージュだけど、ベタっとしてないし、よ〜く見ると奥行きのある色合いしてますよ。

 

あと、まあ、先述の通りの肌当たりだけど、先染めだから、よりベージュの方が首へのタッチがハイレベルを実現してますよ。

 

僕は、シルク100のスカーフよりも、首に巻いた時に、心地いいって思ってる。

 

だから、着け心地については、保証します。

 

そういう生地を使ってる。

 

安心して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、このスカーフ。

 

ご覧のように左右対称ではありませんね。

 

着用時に、首元でのボリュームバランスや見え方を考えた設計です。

 

まあ、付ける時には、テキトーに固結びをしてください。

 

Araki Yuuクオリティで、しっかり丁寧につくられてるんですけどね、あたかも、ただの布切れを首に巻いてるだけですよ。的なイメージで付けるのがベストだと思ってる。

 

これからの時期は、汗もかきますからね。

 

首に巻くタオルですよ。タオル。

 

そういうイメージで付けてください。

 

 

 

 

 

 

 

Araki Yuuの荒木さんが、昔から好きで集めてるアンティークレースが片側に縫い付けられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、これはその裏。

 

このスカーフ。

 

一枚の生地でつくられてるんじゃないの。

ご覧のように、このアンティークレースで二枚の生地が繋がれてる。

 

 

 

更にね、、

 

 

 

 

 

接ぎ合わせの箇所を真ん中に、ダブルステッチが狂いなく、均等に入ってる。

 

んですが、、

 

更に、よ〜く見て。

 

ステッチじゃなくて、生地の組織。

 

生地の目。

 

これも、寸分の狂いがないほどに、見事に生地の方向が同じなの。

 

まるで、一枚の続いてる生地かのように。

 

 

しかもね、このスカーフ。

 

 

単なる、生地の目じゃないの。

 

 

生地には、”方向”というものがあり、生地の縦方向を”地の目”という。

 

 

その縦方向の”地の目”を通常は、上から下に、そのまま使うことが一般的なの。

 

もちろん、洋服の箇所箇所によって、方向を使い分けたりもするんですけどね。

 

 

このAraki Yuuのスカーフ。

 

 

“バイアス使い”。

 

 

バイアス使いというのは、斜めに生地を使うことを言います。

 

 

このスカーフでの、バイアス使いのメリットで言えば、、

 

スカーフが首に巻いた時に自立することと、

ドレープ性が増すから、首への生地の溜まりが綺麗に出ることですかね。

 

それでいて、細かいところだけど、さっきの接ぎ合わせ。

 

 

 

 

 

表。

 

 

 

 

 

裏。

分かりますかね??

写真じゃ分かりづらいと思うけど。

 

これ縦方向の通常の地の目だったら、それなりに簡単だけど、バイアス使いで、ここまで見事に生地組織の方向がピッタリと合ってるって、なかなかのものだと思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

それをマイクロスコープで表現すると、こういうこと。

 

とても、シンプルなものだけど、結構良くできてるスカーフですよ。

 

 

 

まあ、難しいかもしれないから、

 

要するに、

 

 

 

 

ヤバい!

 

 

 

 

って思ってもらえたら、それで良いです。

 

 

 

 

 

 

で、スカーフの端の処理。

 

これも丁寧に三角形に折りたたみ、最後に手縫いで留められてる。

 

 

 

 

 

 

スカーフの表の生地端のステッチ。

 

 

 

 

 

 

対して、裏のステッチ。

 

これ、両方を見てもどっちから縫ってるか判断できないレベル。

 

一般的には、この場合だと裏から縫うんだけど、もしかしたら表から縫ってるかも。

 

ここまでのレベルだと分からないくらい、両方がA面仕様。

 

フツーはね、洋服とかって、表のステッチと裏のステッチとが見え方に違いがあるじゃないですか。

表の方が圧倒的に綺麗だったりする。

 

でも、このスカーフに関しては、よくよく見てもどっちから縫ってるか、判断が難しいですね。

 

それくらいの高精度。

 

ちゃんとゆっくりゆっくり、丁寧に縫っていかないと、こういうものってできませんから。

 

Araki Yuuの荒木さんが、自分で縫ってつくり続けてる様子を感じてもらえると思いますよ。

 

 

 

 

 

 

ブラック。

 

 

 

 

 

こちらのブラックに関しては、製品染めですね。

 

先ほどのベージュのものを完成後に、荒木さんが自分で染めてる。

 

だから、アンティークレースも一緒に染まってます。

 

 

 

 

 

 

気持ち、白けたブラックですね。

 

使って洗っていけば、より白けて、オールドムードが漂うでしょうね。

 

 

 

 

 

裏。

 

 

 

 

 

こちらも端は、三角形に折りたたまれてハンドステッチ。

 

 

 

 

 

 

一つ一つに、このようなケースが付属します。

 

 

 

 

 

ポケット口には、Araki Yuuを昔から象徴する、荒木さんが自分でハンドシェイプや加工を施した真鍮のボタン。

 

 

 

 

 

もちろん、Araki Yuuのもの全てには、シリアルナンバーが記載されてる。

 

まあ、このケースの出来もかなりのレベルですよ。

 

その辺にどこでも売ってる、キャンバスのトートバッグよりも約1億倍ほど、クオリティの高いケースです。

 

それが付属します。

 

 

スカーフっていう、小さい存在のものだけど、Araki Yuuのブランドや、テクニックをご体感頂けるものだと思いますよ。

 

 

夏場には、Tシャツ一枚でも、これを首元に持ってくると全然違って見えるから。

 

もちろんシャツ着る時にも、バツグン中のバツグン。

 

 

汗かいたら洗えば良いし。

 

 

もう洗ってあるから、寸法変化とかないし。

 

 

Araki Yuuのクオリティが見事に健在して、臆することなく使ってもらえるスカーフです。

 

 

日頃、あんまりこういうの身に付けない人でも、これなら悪くないと思いますよ。

 

まあ、着けてみてもらわないと分からないですが。笑

 

 

 

Araki Yuuのコレクションは、オンラインストアでの販売はできませんので、遠方でお越し頂くのが難しい方は、電話かメールでご連絡ください。

 

 

カネタさんの生地だし、Araki Yuuのテクニック詰まってるし、お好きな方は見てみてください。