昨日もお知らせいたしましたが、23日(木)より4日間、Irenisaの期間限定イベントを開催しますね。

 

世の中のこのような状況下での開催となりますので、他のブランドの展開ももちろんありますが、Irenisaをご覧頂ける空間は少し広めに設定するつもりです。

 

初日がコレクションのラインナップは一番揃ってると思うし、もしかしたらこれまでの過去二回の開催時よりもラインナップがたくさんあるんじゃないかなと思いますが、25日(土)にはIrenisaの二人が在店予定ですので、皆様のご都合の良いタイミングで見てもらえたら幸いです。

 

“COGNITIVE DISSONANCE” = 「認知的不協和」

 

と銘打たれた今コレクション。

 

一部ですが、ラインナップを少し紹介しますね。

 

 

 

 

 

 

 

Irenisa

MODIFIED SLEEVE ZIP BLOUSON

face material _ WOOL 100%

body lining _ POLYESTER 52%,RAYON 48%

sleeve lining _ COTTON 50%,CUPRO 50%

color _ ASH BROWN

size _ 2,3

 

ヴィンテージコートで時折目にするようなヘリンボーンウールをIrenisaがトライしたオリジナル生地のフロントジップブルゾン。

 

特異な形状の大ぶりの衿に、”モディファイドスリーブ”が搭載されてるブルゾンです。

 

 

 

 

 

この”モディファイドスリーブ”、Irenisaの神業パターンで生み出されてる。

これ、ヤバい。

前から見ると目を疑うほどの美しさを持つ、肩からアームのアウトライン。

そして、流れ落ちる袖。

でも写真で見る通り肩の切り替え線はストレートなの。

 

 

 

 

前から見ると一直線の肩線が頂点までやってくると一気に角度が変わり、肩甲骨付近までエグったような特殊形状。

こんなの見たことない。

しかも脇のもたつきが全く出ないように脇下はこれまた急角度で切り替わる。

 

 

 

 

これね。

脇の下の釜底。

これは生地の地の目も利用した超人的な立体感を併せ持ってる。

 

 

 

 

 

視覚的には、エグられたような切り替え線のバックスタイルもすごく特徴ある。

そして、尋常じゃないほどの運動量を保有する。

 

着用時には、前から見るとフロントの肩と身頃の切り替わる線は、人間の肩よりも内側に入ってるんですよ。

これは、Irenisaの小林さんが言ってたんですが、昔ながらのイタリアやイギリスのような、肩が入って、しっかりと”肩で着る”洋服の見た目を持たせたかったそう。

だから、ドロップショルダー全盛の時代に於いて、見た目は反対。見た目はね。

 

でも、実際にそのように肩線が体の内側に入った洋服を着ると肩の可動域が狭くなる。

そこで、セットインスリーブ、ドルマンスリーブ、ラグランスリーブの全てのメリットを組み合わせ、補完することで生み出された”モディファイドスリーブ”が誕生。

これ、初めて見て、着た時、感動したね。とても。

こんなに美しく、、動けるパターンで存在するんだ。。って言葉を失った。いい意味で。

 

それでいて、アームホールの容量が大きいから冬場にボリュームのあるセーターやインナーを着た時にも全然ゴワつきが起こらない。

 

コレクションの”COGNITIVE DISSONANCE”という言葉がしっかりと注入されている肩だと思いますよ。

 

これ、全員着て感動して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生地は先述のようにIrenisaオリジナル。

とても独特なヘリンボーンです。

素材は、ウール100なんだけど、経糸と緯糸ともに、本来では冬のニットとかに使われる膨らみのある「紡毛(ぼうもう)糸」をベースに、そこに毛羽立ちを抑え、スーツの生地のように光沢のある「梳毛(そもう)糸」を加えてる。

いわゆる、紡毛糸と梳毛糸を撚糸してるってやつですよ。

撚糸とは、一本の糸と、別の一本の糸を組み合わせて、ねじって一本の糸にしてるということですね。

しかも、その組み合わせてる梳毛糸がトップ糸ということ。

トップとは糸になる前段階から色が別で染められたもので、先染め中の先染めです。

とても高級糸ですね。

それによりメランジ感はあるんですけど、より一層、とても奥行きのある生地になってる。

 

あとは、ヘリンボーンにより綾目が異なってるから、糸の撚りの方向の関係で、左綾(左上がり)の組織の綾目は糸がふんわりと膨らみ、右綾(右上がり)の組織の方は、糸がギュッと締まってる。

 

パターンも生地もいろんな側面で楽しめる洋服ですね。

 

 

 

 

 

 

 

Irenisa

MODIFIED SLEEVE ZIP BLOUSON

face material _ WOOL 100%

body lining _ POLYESTER 52%,RAYON 48%

sleeve lining _ COTTON 50%,CUPRO 50%

color _ BLACK

size _ 2,3

 

こちらは先ほどと同じパターンワークが駆使されたブルゾン。

 

生地は、とてもキメの細かく毛足の短めな綾二重降りのライトメルトン。

原料は、SUPER 120sだそうで、そりゃこの生地のタッチはそうだよな。って思えるアメージングなライトメルトン。

 

 

 

 

ドレープだけではなく光の反射がビューリフォーな見た目に組み合わさるのが太番手のホワイトステッチ。

このブルゾン、全てのステッチがホワイトというわけではないけど、視覚的に考えて配置されてるステッチの配色です。

 

 

 

 

バックスタイルは特によく見えますねブラックとホワイトの関係性。

ブラックは特に構築的に見えるようにつくられてます。

 

 

 

 

ほらほら。

 

 

 

 

 

先ほどの生地のも、こちらのブラックも身頃と袖の裏地が異なります。

それぞれが適材適所という考え方で裏を支えてくれてますね。

このブルゾン、皆様に見てもらいたかったんですよ。

 

この期間中までとってた。

 

 

 

 

 

 

Irenisa

LARGE COLLAR ZIP COAT

face material _ COTTON 62%,WOOL 38%

lining _ COTTON 50%,CUPRO 50%

color _ BLACK

size _ 2,3

 

こちら。

見た目で特徴的なコートですね。

こちらもオリジナルの高密度中の高密度の平織り生地。

経糸にコットンで、緯糸にウール。

 

 

 

 

 

カラーリングはブラックなんだけど、コットンとウールを織り上げた後じゃなくて、それぞれが糸の段階で黒に染めてるから、素材の性質が違う分、違うトーンのブラックに染まってる。

それを織ってる生地だからフラットな見た目ではなく、陰影のあるブラックの生地なんですよ。

 

 

 

 

こちらも分量のある衿と、ハンギングの状態でも容易に美しい肩と腕のアウトラインを想像できてしまうような肩から袖。

もはやこれもハードル上げてても全く問題ないけど、着て驚いて。

美しすぎる輪郭のコートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、このコートの生地とパターンにマッチングされるのは特徴的なメタルパーツ。

天然繊維の質感と金属の反対の組み合わせ。

ストレートだけど、こういう目に見えてシーズンを象徴するディテールを保有しているコレクションピースです。

 

でも、見た目だけのパーツ使いではなくて、フロントのファスナーを隠すためだったり、衿の開きを実現するために構造そのものを支えるパーツ使いでもあるんですよ。

とてもよく考えられてる。

 

 

 

 

 

 

 

Irenisa

CENTER PLEATS CLASSIC SHIRT

material _ CUPRO 82%,COTTON 18%

color _ IVORY CHECKED

size _ 3

 

Irenisaのシャツの代表格、センタープリーツクラシックシャツ。

ワイドスプレッドのカラーだったり、胸のポケットは片玉の内蔵型。

バックはセンタープリーツが下まで入ったスタイルのシャツですね。

 

そのシャツの2021AW Ver.

 

 

 

 

 

肩の傾斜は比較的強目に感じますね。

肩の丸みがすごく出る。

そして、Irenisaの洋服全てに共通するんですが、やはり”肩と袖”。

バツグンの完成度だと思いますね。

 

 

 

 

柄合わせも完全体だし、透明度の高い水牛ボタンも過剰じゃないけど、強さがある。

 

 

 

 

写真見て分かるかな。これ。

グラウンドのアイボリーも二色に分かれてる。

この写真で言うと、中心のブルーの細いストライプを境に、左がイエローアイボリー、右がピンクパープルアイボリーになってる。

それをベースにブルーやイエロー、グレー系の色糸が入ったチェックを形づくってるオリジナル生地です。

 

 

 

 

これ。

キュプラとコットンを混紡させた糸かな?これ。

前シーズンにあった無地Ver.ではキュプラとコットンが交織されてるのがよく分かったんですけどね。

でも、経糸は黄色を3本、ブルーを2本と本数を変えてチェックの柄出しをつくり上げてる。

もっと単調なものが一般的ですが、機屋さんにかなり細かい指定をしてるって安倍さんが言ってましたね。

それだからできるこの生地の見た目。

 

ただ、その糸の配置だけじゃなく、この生地はキュプラが82%と多めの混率を占めてるのですが、液体アンモニア加工っていう、通常コットン100の生地だけに施す加工を加えて、キュプラを膨らませて、そうとは思えない風合いを出してる。

でも、タッチはキュプラ。でも、キュプラ特有の時折頼りない側面を感じてしまうようなネガティブな要素は皆無。

かなり珍しいジャンルの生地ですよ。

 

このシャツに関してはサイズ3だけしか用意できないのですが、同じ生地のプルオーバータイプのものやパンツが展開できる予定です。

 

 

 

 

 

Irenisa

MODIFIED SHAWL COLLAR JACKET

face material _ WOOL 80%,MOHAIR 20%

body lining _ POLYESTER 52%,RAYON 48%

sleeve lining _ COTTON 50%,CUPRO 50%

color _ RED BRICK

size _ 2

 

Irenisaオリジナルカラーのウールモヘアの誰が見ても高品質な綾織り生地のジャケット。

パンツもありますね。

 

 

 

通常では柔らかいニュアンスになるショールカラーを”モディファイド”して、一続きで曲線と直線が組み合わされたエッジのあるIrenisaショールカラー。

 

フツーのショールカラーと全然印象違って、とてもIrenisaしてる。

 

肩は自然に袖高の仕様で、2mmの薄いパッドが入って、それに微量にゆとり分量を加えることでIrenisaのオリジナルバランスで形成されています。

 

シーズン毎につくり続けるIrenisaのジャケットは僕もいろんなブランドのジャケットを見てるんですが、当店では必ず毎シーズン必要なものだと思ってる。

 

内部の構造の写真は撮ってないけど、コレクションブランドでは、中途半端なジャケットが多い中、きちんとした構造でつくられてるし、色が色だけど、色が色だから、ハマる人にはここにしかない景色を楽しめると思いますよ。

 

 

 

 

 

緯糸がウールモヘアの混紡の強撚糸。

これが生地のタッチに大きくポジティブに作用してるから、着用時にはその恩恵をかなりご体感頂けると思う。

 

 

 

 

 

 

Irenisa

TWO TUCKS WIDE PANTS

face material _ WOOL 80%,MOHAIR 20%

lining _ CUPRO 100%

color _ RED BRICK

size _ 2,3

 

ショールカラージャケットと同じ生地のパンツですね。

これもかなり変わってるの。

 

 

 

 

 

まず、Irenisaのパンツはパターンの構造上、股の内側にとても注力してるって小林さんが言ってました。

日本人の体格にハマるようにとても考えられた内股のラインの超調整。

ゆとり分量や狙った余白はあるけど、サイズさえ合えば無駄なもたつきがないのがIrenisaのパンツの特徴。

パンツもとてもズバ抜けた力を持ってるのがIrenisaなの。

この生地は色に目が持っていかれることもあるけど、そのアウトラインをしっかり見て。

他にもパンツのラインナップも結構用意していますので、ご体感ください。

 

 

 

 

 

 

ウエストディテールもとても凝ってる。

独特な仕様での取り付けのベルトループ。

明らかに通常のパンツよりもパーツ数も多いし、複雑な構造なのが見て分かると思います。

ベルトループの下部はウエスト帯に流し込みだけど、上部は初めて見たから、何て名前の仕様か分からないディテールです。

 

Irenisaの洋服はどれもに見たことのない仕様が盛り込まれてますね。

とてもオリジナリティーがある洋服だと思ってます。

 

 

 

 

 

 

Irenisa

MODIFIED SLEEVE JERSEY PULLOVER

face material _ COTTON 60%,POLYESTER 40%

rib _ WOOL 100%

color _ HEATHER BLACK

size _ 2,3

 

これもとてもオリジナリティーに溢れに溢れたものですね。

最初のブルゾンのように”モディファイド”されたIrenisaオリジナルのパターン。

 

 

 

 

生地の特性上縫製仕様は違うのですが、しっかりと”モディファイドスリーブ”。

 

こちらは3本針のシームなのですが、中糸の1本だけホワイト。

 

リブはウール100のシングルリブ。

そして、生地もオリジナルのジャージー。

でも、この生地、一見スウェットのような顔付きしてますが、違うの。

 

“キルティング”

 

表と裏、2枚のコットンの編み地の間に、中綿を流し込んで、接結糸で二重編み構造に変換したオリジナルキルティング。

だから未体験のボリュームと自立したタッチと軽量感。

 

 

 

 

 

この生地の白く見えてる点が接結糸。

 

 

 

 

スウェットの感覚で着ることができるけど、全くそうじゃない。

生地もきっと体験したことがない類のものだと思うし、それがIrenisaの洋服の形にすごく相性が良いの。

ハイレベルな新しい洋服ですよ。これ。

 

 

今日紹介したものは一部ですが、あとこれの他に20種類以上かな。

それくらいのラインナップで期間はスタートします。

 

 

お伝えしていた通り、25日(土)にはIrenisaの安倍さんと小林さんも店頭にいてくれるので、それも楽しみにしていて。