先日お知らせしておりましたTAIGA TAKAHASHIのローンチインスタレーション。

当店でのスタートと同時に開催を致します。

本来だと国内の他の取り扱い店舗さんだと7月頭からスタートしていますが、一ヶ月以上遅らせてこのタイミングより始めます。

 

先日お知らせした通り、8月14日(土)〜22日(日)までの期間限定開催。

しかしながら、その時だけしかTAIGA TAKAHASHIの洋服がないというわけではなく、あくまで取り扱いスタート、ブランドスタートのお披露目というような期間となります。

 

ただ、TAIGA TAKAHASHIの洋服もたくさん仕入れてるわけではないので、なくなり次第、デビューシーズンの当店での取り扱いは終了いたします。

 

 

だから、今日は一部にはなるんですが、TAIGA TAKAHASHIのコレクションを紹介させてください。

 

「過去の遺物でありながらも、未来の考古物になる可能性」を保有するコレクションです。

 

 

 

通常、既に存在する糸を使って生地をつくるのですが、生地の一つ手前の段階、糸。

その「糸」から独自のものをつくった、オリジナル糸の生地だったり、洋服に付属する金属パーツ類もファスナー以外オリジナルだったりと、デザイナーであり、”考古学者”である高橋さんの求めることが一着にとても濃厚に詰まってる洋服の数々。

 

そして、ブランドを象徴する一つが、日本古来からの染色技術。

ノーケミカルな自然に存在するもので染める、とても奥行きのある色合いを出すことができる天然染め。

ただ、昔はこのような「天然染色」というワードさえ存在しなかった時代があり、それは化学染料の登場によって生まれた”希少性”という要素を含んだ言葉になっているのが現代。

 

TAIGA TAKAHASHIでは、その”希少性”のため、すごいでしょ。ってことでやってるんじゃなくて、日本に現存するその技術をTAIGA TAKAHASHIの洋服を通して100年後に伝えるためにやってる。

 

 

 

 

 

その一つが、鹿児島県奄美大島に現存する”泥染め”。

 

テーチ木だったかな?という植物を煮たして、それに漬け込んだ後に、田んぼのようなところに沈んでる”泥”によって染める。

そして、川で洗い流す。

これをリピートすることで”泥染め”だけが生み出す「独特な黒」を洋服に生み出すことができる。

しかも、その惹き込まれるような色合いは、新品の時だけじゃなくて、長年使い込んだ先に真価を発揮する。

それはやはり、古来からの侘び寂びの日本ならでは。

 

古きものを良しとする、日本ならではの、”色だけじゃなくて、やってることも”美しい染色技法。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この泥染めでつくられた洋服もいくつか存在します。

 

あとは、”草木染め”ですね。

こちらは何の植物を使うかによって色合いが変わってくる。

泥染めも草木染めも最初も良い色してるけど、よく言われる話、使っていったときの色合いの変化も美しいものです。

それもTAIGA TAKAHASHIの洋服に不可欠な要素ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

Lot.603 Sweat Shirt

material _ ORGANIC COTTON 100%

color _ DOUBLE MUD DYED BROWN

size _ 38(M)

 

これは、先ほど言ってた泥染めを製品染め、つまりは洋服が完成した時にこの状態で泥染めが施されたスウェットシャツ。

もはや出尽くしたような言葉なので、言うのは躊躇ってしまいますが、”100%オーガニックコットン”で”吊り編み”で”丸胴”の無染色スウェットをガーメントダイ。

 

 

 

 

 

肩の傾斜が一切ない、T字型の形状をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フロントも

 

 

 

 

バックも。

首元は両面Vガゼット。

どう見てもそうだけど、1940年代のアメリカ製スウェットシャツがベース。

 

 

 

 

製品染めだから最初は硬いけど、着ていくと、その先には良いことが待ってると思いますよ。

こちらはスウェットシャツタイプですが、プルオーバータイプのHooded Sweat Shirtもあります。

 

 

 

 

 

Lot.402 CC41 Coat

material _ ORGANIC COTTON 100%

color _ DOUBLE MUD DYED BROWN

size _ 38(M),40(L)

 

こちらも同様に泥染めでガーメントダイが施された1940年代のイギリス製のものがベースのコート。

イギリスのクラシカルなコートならではの、一枚袖のラグランスリーブですが、この手のものによくある、ただただズドンとした太過ぎるアームではなく袖口に向かってアームのシェイプが効いてる見事な形状。

身頃の設計も前身頃が小さいのに対して、後身頃は大きめの設計でかなり良く出来てますね。

 

 

 

 

生地は、こちらもオーガニックコットン100%なのですが、デザイナーが持つ、1910年代の第一次世界大戦時に使われていたアメリカ軍の生地をTAIGA TAKAHASHIなりに再現した左綾(ツイル)の生地。

生地を織り上げる織機ももちろんシャトル織機で、セルヴィッチ付きのものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

このコートも先ほどのスウェットシャツ同様に硬さのある生地ですが、こちらはより明確な変化が出てくれそうです。

新品の状態で、既に少し色ムラも強いのですが、それが変化を期待させますね。

表地はコットン100%ですが、裏地には変わった混率のものが付きます。

 

 

 

 

 

 

Lot.101 Open Collar Shirt

material _ ORGANIC COTTON 100%

color _ NATURAL DYED LOGWOOD GREY

size _ 15(M),16(L)

 

こちらはいかにも1950年代のUSAなオープンカラーシャツがベース。

ログウッドで染めたグレーの左綾。

2/1の綾ですね。ちなみに先ほどのコートは、3/1の綾の左綾。

同じオーガニックコットンの綾織りでも、服によって設計を変えてる。

あと、こちらは製品染めではなく、生地染めですね。

 

 

 

 

 

オープンカラーで二つ穴ボタン、両胸ポケットがフラップ付き。

ちなみにボタンは、一般的に流通してないブランドが独自製作した貝ボタン。

 

 

 

 

バックヨークには、サイドプリーツというよりもサイドギャザー。

 

 

 

コバステッチの入らない、ラウンドしたカフスに、共地での一続きの剣ボロ開きのパイピング処理。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

衿と同様にステッチが露出しないために、浮き上がるように見える胸ポケのフラップ。

 

 

 

ポケット本体とフラップはそれぞれが独立したパーツですね。

 

 

 

 

カフスもギャザーが入りますね。

こう見るととても芸の細かいシャツに仕上がってる。

 

 

 

柔らかく暖かみがある輝きの貝ボタン。

 

 

 

 

50年代のシャツがベースですが、この頃はアロハシャツが全盛の時代。

でも、アロハシャツよりも厚みも大きさもきちんとあるボタンですね。

 

 

 

 

ログウッドのカラーリングととても良く調和してる。

 

 

 

生地端がやってくる見返しの端にはセルヴィッチが配置されてます。

写真じゃあんまりわからないけど。

 

 

 

 

 

 

 

全体的にこのシャツの縫製は、細幅の巻き縫いですね。

50年代のシャツはそういうものが多かったと記憶しています。

 

 

 

 

でも、その巻き縫いの幅もだけど、ピッチがすごい。

劇的に細く、繊細な巻き縫い仕様。

 

 

 

 

袖も同様の細かいピッチ。

 

 

 

 

オープンカラーシャツということもあり、台衿は存在しないのですが、あたかも月腰かのように台衿にステッチが入るミステリアスな仕様。

僕は古い服でもこのような箇所は見たことがないので、不思議な仕様ですね。これ。

 

 

 

このシャツは、このログウッドグレーの他に無染色タイプのアイボリーも展開しています。

TAIGA TAKAHASHIの他の洋服よりも少し大きめの設計ですこのシャツに関しては。

 

 

 

 

 

Lot.302 DB Sack Suits

material _ ORGANIC COTTON 100%

color _ NATURAL DYED WALNUT BEIGE

size _ 38(M)

 

そして、これはいかにも古そうな見た目のジャケット。

久しぶりにこのようなオールドスタイルのサックスーツを見ましたね。

 

 

 

 

ウエストシェイプのための腰帯が縫い付けられ、計4本のタックとセンターバックに大きなアクションプリーツ。

前身頃と後身頃の肩線の切り替えも後方にズレた設計。

 

 

 

ピークドラペルにラウンドしたプリーツ入りのポケット。

1920年代のアメリカ製サックスーツをベースとしたジャケットです。

 

 

 

生地は、CC41 Coat同様に3/1の左綾の草木染め。

ボタンも本体生地に合わせて、草木染めを施したナットボタンです。

草木染めということもあって、このカラーリングだと独特な枯れたようなムードになってますね。

新品だけど、もう長い時間が経過したような。サックスーツということもありますしね。

 

 

 

 

袖口も近年稀に見るオールドスタイル。

 

 

 

 

ウエストポケットもアクションプリーツが入ったラウンド型。

 

 

 

 

背抜きの半裏仕様のジャケットです。

その分、裏の処理はきちんとしてくれていて、パイピングがフル稼働してますね。

TAIGA TAKAHASHIの洋服は全てに共通するのですが、裏までかなり細かくやり込んでくれてる。

実物見て確認してみて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Lot.701 Denim Jacket

material _ ORGANIC COTTON 100%

color _ RAW INDIGO

size _ 36(S),38(M),40(L)

 

王道のリーヴァイスではなく、ストアブランドの1940年代のものがベースになったデニムジャケット。

 

 

 

 

どこにでもあるデニムではなく、糸の設計をブランド独自で行い、糸をつくる紡績からムラの出るバランスも狙ってオリジナルでつくりあげた左綾のデニムを使っています。

生地を構成するデニムの経糸と緯糸の糸同士が均整が取れていない分、べたっとした印象ではなく、表からも緯糸の見え方が独特で、明らかに現代のデニムの空気とは違うことが瞬時に察知できる。

そして、内側に付属するレザーパッチはホースレザーを奄美大島で泥染めしたものを配置。

 

 

 

 

どちらかというと王道で例えるならばリーヴァイスの2ndに近いですが、センターのプリーツの抑えのステッチの入れ方やフロントもスナップボタンで全然違う。

 

 

 

袖口もスナップボタン。

 

 

 

 

この特徴的なスナップはアールデコの時代を想起させるもの。

このスナップボタンもオリジナルでの製作です。

付属一つ一つも基本的に全てつくってるのですが、そういったものを全部自分たちでつくりあげることでブランドが目指す100%の洋服が出来上がります。

こういうディテールの箇所は、ただのレプリカをつくってるブランドだとそこまでのことは徹底できないことが多いですからね。

あと、そうそう。

一色に見えて実はステッチのカラーリングもオレンジとイエローで構成されてる。

最近だとあまり縫製糸のカラーリングを使い分けることはしないけど、やはりステッチの色糸を箇所によって変えることで洋服の見た目の奥行きが全然変わって見えますね。

 

 

 

 

 

裏の見返しには随所にセルヴィッチ。

 

 

 

 

裾端の処理もきちんと折り曲げて、中に入れ込むことでちゃんと処理をしている仕様です。

これ結構デニムジャケットでは珍しいかもしれません。

 

 

 

 

バックにはセルヴィッチ使いのバックルバック。

 

 

 

 

考古学者がつくるデニムジャケットですからね。

もちろん、針シンチ。

オリジナル仕様。

 

 

 

 

袖はかなりストレートに付きます。

これはデニムジャケットでは珍しいのですが、デザイナーが昔の資料で見た写真に、肩線が異常に肩に食い込んだデニムジャケットを着ている男性がいたそうなんですよ。

その独特な肩の見え方や、アームホールに生地がたまる特異なスタイルをTAIGA TAKAHASHIのオリジナルパターンでつくりあげた。

だから、日本の着物のようなストレートに近い袖付きではあるのですが、その直線に対して、上半身の曲線を入れることによって生まれる独特なスタイルの肩を目指してつくっています。これ。

でも、しっかりと運動量は確保されてるというミラクルスリーブ。

このようなパターンの考え方もモードの出というのが現れていますね。

 

 

 

 

あと、またすごく特異なのが、この二枚袖の巻き縫いの箇所。

通常、運動量の確保のためデニムジャケットは二枚袖と言って、二枚のパーツで袖を形成する。

で、その時に巻き縫いをするのですが、巻き縫いってその縫製の仕方の性質から、必ず繋ぎ合わせる生地のどちらかが、高い位置になり、どちらかが低い位置になるんですよ。

それを考えると僕がこれまで見てきたことのあるGジャンは全て、二枚袖の細い方のパーツの両端の縫製箇所が、どちらかが高くなり、どちらかが低くなるっていうのが当たり前だった。

 

でも、このデニムジャケットはその二枚袖の小さい方のパーツの両端、どちらもが低い位置にきてる。

初めて見た。

もしかしたらヴィンテージとかでもあるのかな?

これわざわざ、片方を巻き縫いで縫った後に上下ぐるっとひっくり返して、もう一方を反対方向から巻き縫いをしているということ。

これは狙ってないとならないことですね。

かなり考古学的に価値を持つ資料になるかも。100年後に。

 

 

 

 

 

防縮は入ってるので大きな縮みはありません。

リジッドではありますが、比較的ライトオンスなので、バッキバキではありません。

でも、近頃よくあるような”Gジャン風”な軽いムードのものでもないので、どちらかというとオリジナルヴィンテージを好まれるような方に手にとってもらえる類のデニムジャケットのように思います。

 

 

 

 

 

 

Lot.702 Denim Trousers

material _ ORGANIC COTTON 100%

color _ RAW INDIGO

size _ 30(S),32(M),34(L)

 

これは同じオリジナル左綾デニムを使ったパンツ。

ベルトループも付きますが、シンチバック付きの剥き出しリベットということや、デニムのムラ、縫製糸の配色も組み合わさることで、半端じゃないオールド感が漂ってる。

 

 

 

 

 

デニムジャケット同様に泥染めホースレザーパッチ。

バンザイ付けではありません。

 

 

 

 

バックもフロントもポケット口には剥き出しのリベット。

サイドのクインチステッチは、先日紹介したCOMOLIのジーパンよりも古い時期のがベースではあるので、より長め。

 

 

 

 

もちろん針シンチ。

オフセット(中心からズラした)センターループ。

 

 

 

 

フロントトップボタンは、オリジナルスナップボタンで、もちろん中心が高く盛り上がった中高ベルトループ。

 

 

 

 

フロントはVステはなく、ファスナーフロントですが、ファスナー止まりにコの字留めが存在。

いろんな要素が入り混じった仕様ということがわかります。

 

 

 

 

まだまだ新品のリジッドだからアレですが、ここから使っていった先には、凄まじい雰囲気を持ってくるでしょうね。

この感じは、すごく高いポテンシャル持ってる。

 

 

 

 

デニムジャケットのウエストポケットもそうですが、ポケットのダブルステッチの角には二本針の内外差を合わせるための運針数の調整が入ってる。

これも最近では滅多に見なくなりましたね。

かなり細かいとこやってる。

 

世の中にはいろんなジーパンが存在するけど、TAIGA TAKAHASHIがつくる意味合いがとても感じられるジーパンですね。

 

 

 

 

ホワイトセルヴィッチに裾のチェーンも健在。

ここからうねるようなパッカリングにも期待できる。

 

 

あとは、この他にもTシャツや、ベスト、セーターやトラウザー、ニット帽などいろいろなバリエーションを見てもらえると思います。

 

そして、期間中はご購入頂いた方先着10名様分だけノベルティを用意してます。

 

 

また、現状ではまたコロナウイルスが猛威をふるっている時期ではありますので、当店としても感染にはとても気を付け、予防策をきちんととった上で開催を致します。

 

いつもながら、マスクの着用や換気、手指の消毒はもちろんのこと、お客様が触れられるクレジットカードの端末機やドアノブの消毒なども徹底し、ご来店頂ける方の不安要素を出来る限り取り除いた状態で営業致します。

 

14日(土)もご来店頂ける方の来店をお待ちしています。