今日は、Tシャツを紹介しますね。

 

2つのブランドから。

 

AUBETT

tilt The authentics

 

それぞれ、ブランドのオリジナリティーやデザイナーの考えてることが如実に表れてるものです。

 

 

 

 

 

 

 

AUBETT

オープンエンドギザ スタンダードTシャツ

material _ COTTON 100%(GIZA 87)

color _ WHITE,NAVY

size _ S,M,L

 

Tシャツに付いてる名前だけで、結構個性あるTシャツです。

 

・オープンエンド

・ギザ

 

これが重要ですね。

あとは、形も結構変わってる。

 

形に関しては、インスタグラムに着用写真を掲載してるので、それを見てもらえたらそれで良いです。

 

袖丈は気持ち短めで、胸囲はゆとりありますが、裾幅は落ち着いてる。

あと、肩の丸みがとても良いように出ますね。

 

名前の通りスタンダードな枠組みからは、大きく外れないけど、胸から上の形の出し方はしっかり個性あるハイクオリティを出してると思う。

 

プライスは税込みにすると、一万円を少し超えるけど、これでこのTシャツを楽しめるならとても良いかもしれません。

 

そして、今日お伝えしたいのは、先述の通り、

 

・オープンエンド

・ギザ

 

このことがこのTシャツでは重要項目なので、それを少し紹介させてください。

 

 

 

 

 

混率は、コットン100%の天竺編み。

このことに関しては、一般的なTシャツと何も変わりません。

 

しかしながら、オープンエンド。

 

オープンエンドというのは、

 

「繊維」を「糸」にするために行う、「紡績」の工程の種類。

 

紡績は、いろいろな種類があるんだけど、

「オープンエンド」とか「リングスパン」の2つが代表的な方法。

 

一般的なTシャツは、”リング紡績”という方法で、繊維を糸にし、その繊維を何にするのか、どのような生地を目指し、どのような糸づかいをするのかという考え方でつくっていくのが多いと思う。

 

今の世の中で、上質なTシャツとして認知されているものは、

・とても滑らか

・光沢

・毛羽の少なさ

などが特筆ポイントで謳われていると思いますが、

 

日本の夏は、気温だけではなく、湿度も高いじゃないですか。

 

そういう真夏の時期に、いわゆるよくある、

 

“最高級の繊維で、極上の滑らかさ”

 

を持つ、Tシャツって不適合だと思う。僕はね。

 

何故ならば、amachi.の別注Tシャツを発売したときにも少し触れましたが、汗ばんだときに、肌にまとわりついてしまって、不快だから。そういうTシャツ。

 

汗も発散しにくいし、風も通り抜けにくい。

 

だから、汗をかく漢の方には、「オープンエンド」のものをお勧めします。

 

そのオープンエンド、着用時のメリットとしては、結果的に肌への接触面積は小さくなるし、表面に良い意味でムラも出るから、風も通る。

 

灼熱の暑さのときに着ていてとても気持ちいい。

 

古着屋さんとかにある昔のアメリカ製のTシャツなんかは、ほとんどオープンエンドのものじゃないかな。

 

でも、当店と致しましては、ただ単純にオープンエンド糸であれば、それでオーケーというのでは全くない。

 

このAUBETTのTシャツが着用時に良い理由としては、それに加えて、原料がギザ87だからというのもある。

 

通常、古着屋さんとかにあるようなアメリカ製のTシャツだと、「米綿(べいめん・アメリカンコットン)」という「綿繊維の中でも最も普通」のコットンを原料にしてることがほとんどだと思う。

 

それだと、ただ単にカラッとしただけのTシャツになっちゃうし、よくわかんないプリント要らないし、って感じ。

 

しかしながら、このAUBETTのTシャツは、

ギザ87の「綿繊維レベル」でいうと「かなり良い方」のコットンを原料にして、オープンエンド糸にしてる。

 

ということは、

 

肌に当たる箇所も、柔らかく、滑らかなんだけど、それだけじゃなく、適度なザラ感がある。

 

これ、とても重要。

 

それに通常のアメリカ製のTシャツだとすぐにヨレちゃうけど、そんなことが起こらないように編み上げられてる。

 

だから、このAUBETTのTシャツ、超安心。

 

 

 

 

 

 

 

これが、32倍で拡大したAUBETTのTシャツ。

そもそもオープンエンド紡績というのは、「空気紡績」というもので、空気の気流の力で繊維を撚って、糸にするシステムのこと。

 

イメージとしては、竜巻みたいな気流の掃除機で吸って、ねじって糸にする。みたいな感じ。

 

それにより、糸が毛羽立ちが多く、不均等な糸になりますね。

糸も細いってわけじゃないし。

 

 

 

比較として、

 

 

 

 

 

これは、同じ32倍でのリング紡績のTシャツの写真。

これはこれでまた糸づかいがかなり特殊なんですけど、

糸の太さ、糸の締まり具合が全然違うと思う。

このTシャツはかなり滑らかで光沢が強いものになる。

これは、結果的にオーバーサイジングでつくってあるTシャツだから、不快感はないですけどね。

 

 

 

 

 

糸が太い分、生地の目も立って、古着のTシャツのボディみたいな見え方ですね。

ただ、肌当たりはGIZA87の恩恵が満載。

 

 

 

 

ホワイトと黒に近いネイビーの2色展開です。

S,M,Lの3サイズで、小柄で細い男性はSですね。

Sはどちらかというとユニセックスサイズです。

オーバーサイジングなTシャツではなく、近年で言うとどちらかといえば、スッキリした見た目のものですが、標準的な男性でM、180cmを超える方でLですかね。

 

でも、身頃と袖付けの肩線は落ちる設定です。

 

 

 

 

首も伸びないし、ヨレにくい強さもある。

 

これが、AUBETTのTシャツ。

 

 

 

 

 

そして、もう一つ、

 

 

 

tilt The authentics(チルト ザ オーセンティックス)。

 

 

 

 

 

 

 

tilt The authentics

Suvin GIZA T

material _ COTTON 100%(Suvin cotton,GIZA cotton)

color _ Melange Gray

size _ 1,2,3

 

このブランドでは珍しいのですが、デビューして2回目かな。

こういうTシャツをつくるの。

ブランドデビューシーズン以来、デザイナーの中津さんとはいろんな話をして、デビューから今まで毎シーズンコレクションの取り扱いをしているのですが、その中でもTシャツというものは当店では初めてですね。

 

そういう初めて取り扱ったTシャツですが、かなりバランスとれてる。これ。

 

形、生地、用途を考えた設計。

 

 

 

 

まず、形についてですが、着用写真はインスタグラムの方に掲載してるので、そちらを見てもらえれば良いです。

 

身幅はボディラインが出ないように、汗をかいても生地が体に張り付いてしまわないように、余白を持たせてます。

 

肩から腕にかけては、一般的なTシャツのように一直線的なものではなく、丸みを持たせた設計です。

だから、肩のアウトライン、腕の落ち方が非常に綺麗に見えるようになってますね。

 

あとは、袖。

 

 

 

 

サイズ選びにもよりますが、肘の真ん中くらいまでくる位置に設定されてます。

でも、そういうハーフスリーブに近いか、それくらいの袖丈のTシャツになってくると袖口も広く、大振りで、その部分がとても強調されちゃうんですよ。

ただ、これは、袖の傾斜角度と、アームホールから袖口に向けての削りがあり、無理のないテーパード袖になってる。

 

だから、着ていて、動いて、邪魔にはならないし、不快に気になることもないと思います。

 

 

 

 

 

それとTシャツに肝心なネック。

Tシャツを選ぶ時に、余程そういうスタイルで狙わない限りは、首がヨレにくく、伸びにくいもののほうが安心じゃないですか。

そこをとても考えている中津さん。

まあ、僕は昔、ボロボロのXXやBIG Eと合わせるために、首がとても早くヨレて伸びてしまうTシャツばかりをこぞって集めてたことがありましたが。

 

通常、Tシャツにはネック部分に別生地のリブを配置して、接ぎ合わせることがほとんどですが、これは首元に同じ生地で、柔らかい芯を入れて、身頃を挟み込んでる。

これにより圧倒的に、伸びきらず、ダレにくいネックが完成。

 

 

 

 

 

次に生地。

かなり黒味が強い杢グレーですが、素材が先述の通り、スビンコットンとギザコットンをブレンドしてる。

 

tilt The authenticsの中津さんとも話をしていて、今では長繊維綿を100%使うことが当たり前になってきてると思う。ファッション市場。

例えば、少し前ならスビンコットンのTシャツって激レアですごく重宝されてた。

でも、今ではそれが当たり前になってるし、もはやコットンのスタンダードと言っても良いくらいじゃないかな。

それくらいありふれてる。

単一種の長繊維綿を100%って、もはや出尽くしてる気さえする。

 

何か話を聞いてると、日本の大きな商社が入って、スビン綿とかそういう超長綿を国内のアパレル市場にばらまいたそうですよ。

じゃなきゃ、これだけありふれないから。

 

ただ、そういう高品質種の綿の良さを気軽に体感できるようになったのはすごく良いことでもあるけど、やはり洋服への使い方ですね。

重要なのは。

 

で、今回のtilt The authenticsのこの生地ですが、コットン100%でありながら、その組み合わせがすごく珍しい。

スビンとギザのブレンド。

100%中どっちがどれくらいとかは聞いてないし、ギザは多分AUBETTと同じ87かな?

 

その生地が着用者の方にすごく恩恵あるんですよ。これ。

 

 

 

 

適度に毛羽立ちのある生地ですが、スビンとギザならではの繊維特性はすごく感じられます。

加えて、伸びてもすごく強く戻ってくるキックバック。

この編地の伸縮かなり優秀ですね。

 

tilt The authenticsの中津さんが言うには、この素材、繰り返し洗っても、生地のタッチが変化しにくいそうです。

洗濯すると必ず繊維の毛羽立ちは起こるから、例えばスビン100の強い光沢のある生地だったら、光沢感そのままに毛羽立ちだけがプラスされる。

あと、よくあるのは、新品の状態では天然の油分がしっかり含まれてて滑らかだけど、一度洗うと一気にカサカサに乾いてしまうようなものも中にはある。

その不自然な見た目や生地の変化がブランドとして違うそう。

 

だから、Tシャツとして変質しないことはtilt The authenticsで重要項目だそうですよ。

まあ、洋服の性質上、着る時期にはハードに使うものだし、肌に直接触れるものだから、実はかなりハードルの高いものですからね、Tシャツという存在は。

 

あと、そうそう。

 

このTシャツ、ブランドとしては、このメランジグレーの他にソリッドなブラックの展開もあったんですよ。

しかしながら、当店ではこのグレーのみ。

 

理由は、夏場にグレーって敬遠する人って多いじゃないですか。

だから、単色で構成されるホワイトとかブラックの汗が目立ちにくいものを選ぶんじゃないかと思います。

 

でも、このTシャツ、汗かいてもコットン100とは思えないくらいすぐに乾く。

 

スビンとギザの組み合わせっていうのもあるんじゃないかと思うんですが、繊維は柔らかいんですが、どこか硬さを感じるんですよ。

 

混率で言うと、コットンにポリエステルが入ってそうな生地のタッチとでも言うか。

ただ、ポリエステルが入ってると着続けたときに、肌にピリつくようなカサツキが出てきてしまいますが、これはそういうのはありません。

厚みは今シーズン当店で取り扱いをするTシャツで最も薄い生地にはなるんですが、その分、風も通るし、生地が強いからダレにくい。

 

だから、汗をかいてもすぐに乾きやすい優れた生地ですね。

 

やはりこういうメランジ感があると見た目に奥行きも出るし、これまでこういうカラーリングのものを着てこなかった方にも適してるかもしれません。

 

Tシャツって同じものを着続けることが多くなると思うから、それにしっかりと応えてくれると思いますよ。

 

 

 

 

AUBETTとtilt The authenticsのTシャツ、お好きな方は見てみてください。