店頭に立って、ご来店頂くお客様と話をしていると、数年前までは夏場に半袖のシャツを着ないって方が、相当な割合を占めていましたが、ここ2シーズンくらいは灼熱の暑さのイメージがあるのか、半袖のものを意識的に見てる方が増えたと思ってる。

 

まあ、それは高温多湿な日本の夏をできるだけ快適に乗り越えるためなのは、もちろんですが、これまでと違って洋服ブランドが半袖のものに力を注いできてて、「これなら着たい」って思える洋服が出てきたっていうのもあると思います。

 

あとは、やはり年齢を重ねるにつれて、体に無理をさせないっていうのもあるかもしれませんね。

これだけ夏場に熱中症対策が叫ばれてる世の中だから、そういうのを見ると夏の暑さがあたかも恐ろしいものにも感じてきてしまうし。

 

ということで、半袖のシャツを紹介します。

 

 

ブランドとしては初めてつくりましたね。

 

The CLASIK。

 

そして、先日、The CLASIKのDAVID & JOHN ANDERSONの200番手双糸のブルー系のストライプの長袖シャツを一ヶ月程、こちらで保管して発売し、ありがたいことにすぐに完売しましたが、こちらも同じで一ヶ月程、当店に到着してから置いてました。

 

更には、オーダー時にThe CLASIKの田中さんに入荷をできる限り遅らせてくれって希望を伝えていたので、多分他の取り扱い店舗さんに比べても、遅い入荷+一ヶ月以上保管という工程を経ているので、とてもお披露目は遅いと思います。

 

 

 

 

 

The CLASIK

WORK SHIRTS SHORT SLEEVE

fabric _ DAVID & JOHN ANDERSON 200/2

material _ COTTON 100%(GIZA 45)

color _ GRAPH CHECK(WHT×BLK)

size _ 46.48

 

先程もお伝えいたしましたが、ブランドでは初めての半袖シャツですね。

21SSのブランドデビューから3シーズン目にして初登場。

20SSのデビューシーズンは、春夏なのにアウター10種類のみという驚愕のコレクションラインナップだったので、そこから考えるとある意味大きな飛躍を遂げました。笑

 

そして、これまで当店でも取り扱いをしていたThe CLASIKのシャツは、無地のものか、ストライプのみだったので、初めてのチェック柄ですね。

 

とてもおじさんです。見た目。

 

 

 

 

 

 

 

 

グラフチェックということで、比較的細かい柄ですね。

もちろん、プリントではなく経糸、緯糸ともにホワイトのグラウンドに対して、ブラックの糸を差し込んだチェックです。

 

冒頭からお伝えしているようにこの生地を織り上げるときに使う糸、その太さが200番手という細さなので、強烈な肌当たり。

 

超軽量、かつ、超絶的にスベスベです。

 

大体日本でつくられるこういったシャツ地は、特に狙ってつくらない限りは100番手というものが中心的ですかね。

やはり、日本人が和装のときから、洋装文化だったEUROPEでは、このようなシャツ地をつくるのが得意。

でも、その中でも特段、DAVID & JOHN ANDERSONは、世界最細番手のシャツをつくる代名詞とは言われてますかね。

 

他にもいろいろとあるそうですが、いろいろなバランスを考えたときにDJAは良いんでしょう。

 

 

 

 

 

 

で、今回のシャツの拡大写真。

これは、昨日からハマってる19.9倍の倍率写真です。

一つの格子の大きさは、大体1.5mm間隔くらいなので、何となくイメージつきますかね。

 

とてもキメの細かい糸と均整のとれた美しい平織り組織。

経糸・緯糸ともに200番手の双糸。

チェックを構成する黒い200双の糸は、経糸は二本並んで、横方向には一本ずつ挿入されていますね。

 

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

 

これが、企業秘密倍率のいつもの拡大率です。

200番手の糸、一本一本がとても美しい。

不必要な毛羽立ちも少なく、繊維自体がとても柔らかい上に、糸の撚りがあまりにも整ってる。

極上の着心地のものしか受け付けなくなった、ベビースキンの漢の方々へもこれなら受け入れてもらえると思います。

 

あとは、19.9倍のもそうだし、この倍率で見てもだけど、肉眼では確認できないんですが、僅かながら糸と糸の隙間が空いてる。

ここから、心地よく風が通り、快適な夏の様相をお約束します。

 

 

 

 

まあ、でも、昨日、紹介したNEATのファリエロサルティと同倍率で比べると全然見えるものが違いますね。

同じ、イタリアでもつくるメーカーが違うとそれぞれの強みが明らかです。

みんな分かって言ってるのかなって思うけど、一般的には、老舗と言われたり、名門と言われるイギリスとかイタリアとかの生地メーカーってあるけど、その名前だけが販売するためだけの謳い文句になってると思う。

この世の中。

そのどこがつくってるとか、ネームバリューは単なるオマケ程度というか、ファーストアプローチのための一つのキッカケに過ぎなくて、もっと大事なのは、それが何故それじゃなきゃいけないのか、とか、そこでしか生み出せないものがあるからそうなんであって、もっと中身を紐解いていく必要があるんじゃないかと思ってる。僕は。

 

だから、NEATのファリエロサルティのショートパンツは仕入れてるし、The CLASIKのDJAのシャツシリーズはいつも必ずブログで紹介してる。

 

これは、意図して真似したら別だけど、日本の機屋さんではこういう生地は、ゼロから生み出ることは困難だし、こういうものってFaliero SartiやDAVID & JOHN ANDERSONの企業の強みだと思ってる。

 

 

 

 

 

 

 

そもそも、The CLASIKの使うDJAの生地は、通常流通してるものじゃないそうです。

ここまでのクラスになると既製服というよりは、オーダーシャツ専門でその枠組みの中で、少しずつ生産をしている生地だそう。

だから、DJAも常に生地のストックがあるわけではなく、ある意味、ブランドで使われているものは一つの出会いっていう感じで捉えてもらっても良いかもしれませんね。

 

そして、The CLASIKはその生地を使ってとてもバランスよくシャツとしてつくってると思います。

今回は、半袖ということもあり、袖口のカフスはつきませんが、衿はもちろん製品では柔らかいフラシにしてるし、サイズもこの手の生地になるとかなりドレッシーな寸法でつくられることが多いけど、そうじゃないベクトルでつくられてる。

 

まあ、着用写真はインスタグラムのほうにいつか掲載する予定なので、それを見てもらえたら良いので、そちらを参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

この生地の良さを最大限に体感してもらえるようにつくられてる半袖シャツ。

 

 

 

 

胸ポケットはスクエアですが、ドレス向けのものよりも結構大きめ。

 

 

 

 

角が立つところはきちんと角を出してる。

縫製の運針については、めちゃめちゃ運針数細かいってことでもないですが、生地との相性もあり、適度なところに収めてますね。

 

 

 

 

 

白蝶貝ボタン。

 

 

 

 

 

生地との相性もあり、ボタン自体は気持ち薄めですが、めっちゃ浮き上がって立ってる。

もちろん手付け。

 

 

 

 

 

ボタンホールの目のかがりも細かく、問題ない。

そして、これくらいのレベルのシャツになるとフロントの前開きは、前立てが付かないドレッシー仕様になってるのが本来だと思うけど、ドレスに寄せてないので、幅が広めの前立て仕様です。

分かりやすくいうと、生地がめちゃめちゃ高級感あるからカジュアルに見せるようにしてます。

 

 

 

 

 

 

バックスタイルも同様にカジュアルなサイドプリーツ。

 

 

 

 

 

夏場によく風も通るので着ていてとても心地良いと思いますよ。

 

製品完成後に洗って、プレスしてるから縮みの心配もないし、お好きな方は着て、洗濯して、干して、そのまま着るのリピートで。

 

こういう生地なので、ネットに入れて洗濯して、ノーアイロンで着るのがベストです。

 

新品の状態は、最終仕上げのプレスが利いてるから、どちらかというとまだペタッとした生地の印象だけど、家庭で洗ってもらうと僅かに膨らみが生まれて、もっと気持ち良いと思いますよ。

 

多少肩は落ちる設定で、気持ちゆとりはあるけど、全然オーバーではないし、夏場はいろんな場所に着て行けるものだと思う。

 

 

見てみてください。