“水鏡”

 

 

 

ものが水面に映って見えること。

 

 

その様をコレクションで表現しているそうだ。

 

 

Nobuyuki Matsui。

 

 

既にファーストデリバリーは当店に到着して、セカンドデリバリーも今日到着。

 

 

これでシーズンで表現したいものが存分に見られるわけ。

 

 

SURREAL SLACKS(シュルレアル スラックス)やSURREAL BOMBER(シュルレアル ボンバー)など、変幻自在に変化する水のような姿を見事につくりだした洋服がファーストデリではあったのだが、セカンドではまたとても面白い。

 

Nobuyuki Matsuiの松井さんの頭の中はいつもどうなってるんだと思う。

 

 

洋服自体はタイトフィッティングだし、これ以上太ったら着られないんじゃないかと思うようなものが大半。

 

今頃のオーバーサイジング、ルーズサイジングとはかけ離れた洋服をつくるし、ただその分誤魔化しが一切利かないのは、フィットの強いものほどそうである。

 

人間の体の曲線を理解し、ものすごく細かく設計され、立体感を生み出した洋服たち。

 

着ると恐ろしく着心地が違うのが分かる。

 

 

パンツはもちろんだが、シャツでさえもダーツが入り上半身のくびれをつくる。

 

当店でも非常につくり込みの激しい洋服は多いのだが、その中でもやはり稀有な存在である。

 

 

そして、今回のセカンドデリバリーではまた本コレクションを象徴するようなものが来た。

 

これは楽しみにしていた。

 

 

ガラスのボタンをつけたジャケット。

 

厳密に言えば、強化ガラス。

 

だから、普通のボタンと同じように使用できるわけだ。

 

 

歪な形状をしたガラスのフォルムは、自然に固まって形成された氷のようにも見える。

 

透明度が99%以上の超上質な氷。

 

というか、もはや向こう側が見えるから100%と言っても良いのか。

 

 

2つボタンなのだが、下のボタンがそれ。

 

 

もう1つのボタンは、刻印入りの藍染めのボタン。

 

 

これだけでだいぶその服のレベルは分かる。

 

 

昔、著名人が言っていた言葉がある。

 

 

「お気に入りのジャケットには、お気に入りのボタンを付けるんだ。そして、その洋服を楽しむ。それが粋じゃないか。」

 

 

なんとも洋服文化を感じさせる言葉だと思う。

 

 

ほとんどの洋服に付属されるボタンだが、その重要性は非常に高い。

 

スニーカーならばシューレースにあたる部分じゃないかな。

 

生地や縫製、もっといくと糸のつくり方もとても重要だが、洋服を形成するため、機能させるためのパーツもどのようなものを使うかで全然変わってくると思う。

 

 

それも一つの洋服の楽しみ方でもあると思う。

 

 

ちなみにこのガラスのボタン。

 

北海道のガラスアーティスト?ガラス職人?の人に依頼したスペシャルボタン。

 

 

そんなガラスのボタンを使用したジャケットだが、インサイドアウトの技術を多用し、表地はもはやどれが表地と言えば良いのか分からないような超難解、複雑困難なつくりをしている。

 

 

これこそがNobuyuki Matsui。

 

 

すごく心揺さぶられる、心躍る洋服だ。

 

 

まだ、写真撮ってないけど、一先ずコレクションのデリバリーはこれにて終了。

 

 

是非見てみてください。

 

 

これまで取り扱った中で今シーズンが一番豊富に揃ってます。